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病院での栄養管理で大切になるのは、低栄養リスクの回避、病状悪化阻止、改善に向けた栄養アセスメントと考えます。  ご高齢の方が多くなる病院では、低栄養回避のための栄養管理が必要とされる一方、生活習慣病関係の栄養管理で用いてきた標準体重(BMI=22)も必要となるのではと予想します。  現在の食事摂取基準では、「体重変化はエネルギー収支のバランスを反映させるものなので中長期的にモニタリングする必要がある。」といった内容の記載があり、これが栄養アセスメントの基本と思っています。  痩せ傾向の人は、今現在、十分なエネルギー量(栄養量)が摂れていない可能性があるので、今後摂取基準に示される予定のBMI別のエネルギーを当てはめることが妥当なのか、当てはめたとしたら、その後、体重や血清指標はどのように動いているかを見なければならないのだと思います。  たくさんの方の栄養管理が必要で、そこまで手が回らないといった現状があるかもしれませんが、アセスメントとモニタリングは、基本。  摂取基準が変わることで、もし院内基準を変えれば、その影響を確かめることが必要だと思います。  今回の改訂はご高齢の方の低栄養回避のためのものに思えます。BMI22は生活習慣病予防のためであり、年齢が上がればむしろBMIが大きくてもいいですよ、しっかり摂りましょうね、というメッセージなのだと理解しています。    一方で、若年成人の人には、低いBMIのエネルギー量がどう映るのでしょうか…。心配です。少ない体重にするならコレぐらいのエネルギー量がいいらしい、なんて逆方向に進まないかなあ…。  私たち管理栄養士が今回の変更をどう捉え、社会でどう活用してゆくのかが、次の次の改定に影響するものだと思っています。

2014/04/08

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プロフィール

ゆうゆうちゃん

  • [性別] 女性
  • [保有資格] 管理栄養士
  • [上記以外の資格]
  • [都道府県] 兵庫県
  • [現在の職場] その他
  • [過去経験のある職場]
    病院・クリニック 保健所・行政機関 スポーツ施設・エステ その他
  • [実務経験年数] 5年以上10年未満
  • [自己紹介]