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2022.01.05

2022.06.02

【まとめ】栄養士とは?資格の取り方、就職先と仕事内容、管理栄養士との違いについてわかりやすく解説!

カバー画像:【まとめ】栄養士とは?資格の取り方、就職先と仕事内容、管理栄養士との違いについてわかりやすく解説!

こんにちは!管理栄養士10年目のえぬこです。

今日は、私がこれまで出会った栄養士さんの特徴や、最新の栄養士さんのお仕事内容を改めて調べてみました!

栄養士というと一般的に「給食のおばちゃん」がイメージされやすいと思いますが、実はもっと幅広い役割があることをご存じですか?

今回の記事では、栄養士の仕事内容や資格の取得方法、栄養士が活躍できる就職先、管理栄養士との違いなどについて深堀りして解説していきます。栄養士の仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

1.栄養士のお仕事内容、役割とは?

栄養士とは、「栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者」と法律で定められています。難しく書いてありますが、つまり「食事や栄養の面から人々の健康を支える資格を持つ人」です。

栄養士の主な仕事は、病院や学校、高齢者施設など給食を提供している施設で、食事を食べる人の健康を守るための食事や情報の提供を行います。

例えば、学校や保育園で配られる給食だより作りや、病院や介護施設では患者さんへの栄養指導を行います。そして、栄養士にとって一番大きな仕事は、学校や社員食堂、保育園、高齢者施設などの給食作りです。

給食というと、保育園や小学校で食べた「給食」が連想されると思いますが、実は様々な施設で提供されているお食事の総称を「給食」といい、給食を提供する施設を給食施設といいます。給食は、栄養バランスがよいだけでなく、食中毒の事故が起こらないよう厳しく管理されていて、味もおいしく、時間通り食べる人のもとへ届けなければなりません。

栄養士はこれらをすべて計算し、栄養バランスのとれた献立を考え、食材の発注や調理員さんへの指導などを行います。

2.栄養士の資格を取得するには、養成学校を卒業しよう

まずは、栄養士養成学校に通おう!

栄養士は国家資格ではありますが、国家試験を受ける必要はありません。厚生労働省もしくは文部科学省が指定した栄養士養成校を卒業すると同時に取得することができる資格です。
最速で栄養士を目指すのであれば、学費も安い2年制の専門学校や短期大学です。学生生活を楽しめる時間が短くはなりますが、学費が安く、栄養士としていち早く社会で活躍できます。

一方、4年制大学で栄養士を目指すメリットは、なんといっても大卒資格です。就職活動の際に「大卒以上」と限定されている求人を受けられるため、選択肢が一気に広がります。

また、4年制大学もしくは専門学校の【管理栄養士科】を選択すれば、卒業と同時に栄養士資格が取得できるだけでなく、管理栄養士国家試験の受験資格が得られることも大きなメリットの1つです。

働きながら通うことはできる?

栄養士養成校は通信課程はあるものの、夜間学校はありません。

そのため、社会人が生計を維持しながら栄養士の養成校に通うことは極めて困難です。もし、社会人から栄養士を目指すのであれば、資金計画をしっかりと練る必要があるでしょう。

栄養士は職業訓練の対象?

55歳未満、高卒(高卒程度認定試験合格者も含む)、正社員希望、1年以上の継続勤務の経験が必要など条件はありますが、職業訓練制度を利用して短期大学へ入学することが可能です。

ジョブチェンジで栄養士を目指したい方は、制度の利用も検討してはいかがでしょうか。詳しくはハローワークにてご相談ください。

3.栄養士が活躍している職場とは?

晴れて栄養士の資格を取得した後は、どこで活躍する方が多いのでしょうか。詳しく見ていきます。

1位:給食委託会社 

給食委託会社は栄養士がもっとも輝ける就職先であり、たくさんの経験を積むことができる職場です。日常生活では聞き馴染みがない会社かと思いますが、病院や施設、社員食堂や保育園から給食業務を引き受ける会社です。

1つの会社に所属していながら様々な施設の厨房を経験でき、大手の給食委託会社であれば、現場で働く栄養士を指導する教育業務や人材の採用業務など、キャリアアップの幅が広いです。

給食会社は給食管理のスペシャリスト集団なので、管理栄養士を取得せず、栄養士免許だけでもキャリアアップしやすいことも人気の一つです。

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2位:直営の病院

病院の栄養士は、病院で提供する給食作りを行います。患者さん一人ひとりの病状に合わせた治療食を作るため、大規模な病院では50種類近くの食事を作ることもあります。

病気に合わせて細部まで厳密に栄養管理されている食事作りを経験できるのは病院だけです。

3位:直営の介護老人保健施設

介護老人保健施設の栄養士は、病院と同じく献立作成、食材の発注、厨房内の衛生管理などを行います。

病院と比べると、治療に対する細かい対応の種類は少なくなる一方、生活の場で食べるおいしい食事も求められる職場です。

医療的、福祉的な給食管理の中間的な位置づけとして、幅広い業務に就くことができます。

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4位:直営の特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは、要介護3以上の方が人生の最期までを過ごす施設です。業務内容は、先に紹介した老健と似た厨房管理を行います。

医療的な支援が必要な高齢者さんは老健よりも少ないため、治療食の数が少ない代わりに、看取りを行う施設ならではの食の好みなど細かい個別対応が求められることもあります。

例えば、病院や学校の給食では好き嫌いは聞いてもらえませんが、高齢者が最後まで過ごす施設では「食事=楽しみ」として好みに配慮した給食作りが求められます。

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5位:保育園

保育園の栄養士業務は、園児たちの年齢や月齢に合わせた食事や離乳食作り、食物アレルギーへの対応を行います。

また、保護者からの食事に関する相談に対応したり、給食だよりで食事や栄養の情報提供を行ったり、園児と一緒に調理実習をするような食育に携わることもあります。

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6位:社員食堂

社員食堂での栄養士の仕事は、食堂を利用する方に栄養バランスの取れた食事を提供することです。

会社員などの現役世代は、ついついカップラーメンやコンビニ弁当で食事を済ましがちになりますが、それでは生活習慣のリスクが高くなってしまいます。そのため、栄養士は栄養バランスに配慮した食事を作りだけでなく、健康についてのポスターなどでワンポイントアドバイスを行ったりもします。

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4.栄養士と管理栄養士の違いとは?

管理栄養士とは、栄養士の上位資格にあたります。

どちらも国家資格ですが、栄養士は学校卒業と同時に取得でき都道府県が発行する免許に対し、管理栄養士は厳しい国家試験に合格した人だけに付与される厚生労働省が交付する免許です。

管理栄養士と栄養士は仕事の内容も異なり、管理栄養士はより専門的な栄養の指導を行うことができます。栄養士は、主に健康な人への栄養指導を行いますが、管理栄養士は病気になった人や高齢で食事を食べられなくなった人への栄養指導や、胃ろうという胃から直接栄養を入れる治療が必要な人の栄養管理まで行うことができる栄養のスペシャリストです。

また、公認スポーツ栄養士や糖尿病専門栄養士、自宅で過ごしている患者さんを専門的に指導する栄養士などの認定資格には、基礎資格に管理栄養士が必要になることもあります。

管理栄養士を取得すると、栄養士だけでは就くことができなかった専門的な仕事に就きやすくなるためキャリアの幅も広がりますし、より一層やりがいのある職場で働けるようになりますよ。

管理栄養士と栄養士では給与面に関しても異なることが多く、例えば給食委託会社では、同じ仕事内容・経験年数であっても、管理栄養士免許があるだけで月2~3万円以上高くなることもあります。

栄養士の資格取得を考えている方は、ぜひ管理栄養士への道も検討してみてくださいね。

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5.栄養士は給食管理のスペシャリスト!

栄養士は、日々の生活に欠かすことのできない「食」を安心安全においしく届けることで、多くの人と食べる喜びを分かち合えるとてもやりがいのある仕事です。

食事についての悩みを抱えた人に優しく寄り添いながら献立のアドバイスをしたり、入院生活の楽しみになるような給食管理をした結果、「ありがとう」「美味しかった!」と言ってもらえるのは、栄養士の一番の醍醐味です。

6.まとめ

栄養士について解説しましたが、いかがでしたか?

2年の専門学校から取得できる数少ない医療系の資格でもあり、最近は給食の委託化が進んでいるため、非常に需要が高まってきている資格でもありますので、ぜひ資格取得を目指してみてください!

中には「料理が得意ではないから…」と二の足を踏む方もいると思いますが、現場には料理が上手な調理師さんやフォローしてくれる先輩栄養士さんがいますので、料理が苦手な方でも安心してくださいね!

また、栄養士人材バンクでは栄養士さんに寄り添った転職サポートを行っておりますので、栄養士のお仕事探しをする際はぜひお気軽にご利用くださいね。

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えぬこ

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