総蛋白、アルブミンについて(長文です…)

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2015/04/07 15:23:39

はじめまして。
ユニット型特養の管理栄養士として勤め始めて1年3ヵ月の者です。
それまでは委託業者で厨房業務1年半、慢性期病院に産休代理で1年務めた経歴ですので、施設は初めてで、手探りでやってきました。
皆様のお力をいただきたく、質問させていただきます。

92歳女性。去年の6月入居で体重52.2kg、BMI25.2、アルブミン3.7g/dl
既往歴は高血圧症、認知症。食事形態は常食、米飯、常菜です。

入居された当初から食事摂取量にムラがありました(主食8割程、副食3~8割)。半分は摂取されていて、体重も維持できていたので経過観察としていました。

8月に居室にて転倒し(足の打撲)、そのころから食欲が低下(主食0~5割、副食0~2割)。痛み止めが体に合わなかったのか食欲が落ち、その時の介護面や医療面、栄養面での対応についてご家族とももめてしまいました。嘱託医とも言い争いになったようです。

栄養面では少しでも食欲がわくように、ご本人の好きなもの、食べやすいもの(そうめんや卵豆腐、とろろ芋、練り梅など)を食事につけて対応していました。厨房が委託なので、あまり自由がきかず、この対応で精一杯でした。
栄養補助食品をつけることができれば(高エネルギーゼリーや、医師処方のラコール等)と思ったのですが、ご家族が栄養補助食品は絶対付けないでくださいとの希望があり、できませんでした。

9月に採血があり、アルブミン3.5g/dl、総蛋白6.3g/dlと低下していました。ご家族が激怒して施設まで乗り込んでこられ…。
「次の採血でも数値が低かったら、覚えてなさいよ!」と言われ…。

ご家族様の希望としては
1.他の入居者と別メニューにはしない。別だと母(入居者)が気にしてしまう
2.栄養補助食品は絶対に使わないでほしい
3.一般的な献立を提供してほしい。(焼き魚やお浸しなど、シンプルな献立なら母は食べます、と。)

1の希望があったので、そうめんやとろろ芋も最初は反対されていました…。食欲が回復するまでは…と説明し、しぶしぶ了解していただいた形です。
2は上記の文面にも記載した通りです。
3に関しては、特に奇抜な献立を提供していませんので、どうにもこうにも…。ご本人さんも「好きだろうが嫌いだろうが、その日の気分で食べるし、食べたくない時は食べないからー」と言っており…。ご本人さんの嗜好を優先して全体の献立を変更していくことはできないため、介護スタッフと協力して食べていただけるように声がけを行うしかありませんでした。


食欲不振は続き、タイミングの悪いことに、10月にまた転倒、足の骨折がありました。
11月で体重45.18kg、BMI21.8まで低下しました。
(一気に低下したわけではありません。8月から11月にかけてです)
今年の1月にまた転倒、今度はろっ骨の骨折…。


ですが、今年の2月くらいから徐々に食欲が回復してきて、現在は主食10割、副食5~10割摂取できるようになってきました。
まだ食ムラはありますが、前よりは食べていただけています。

しかし、この間採血した結果、アルブミン3.2g/dl、総蛋白6.1g/dlに低下していました。
体重は3月測定で45.26kg、BMI21.9です。
去年の11月から3月までは47~45kgの間を維持しています。

最近食欲もあったので、採血結果は下がることはないだろうと思っていたのですが…。

今度請求書を郵送する時に採血結果も一緒に送るので、きっとまた施設に乗り込んでくると思います…。

この入居者様に関して、看護や介護とも何度も話し合いを行っていますが、なかなか解決策が見いだせません…。
ご家族との対応で精神的にまいってしまいそうです。

知識不足で情けないのですが、何かいい対応方法、アドバイスをいただけないでしょうか?
長文になってしまい、申し訳ありません。
よろしくお願いします。

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