五輪組織委 7/3~8/3に13万食廃棄
8/27(金) 15:30配信
Nippon News Network(NNN)
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、先月3日から1か月の間におよそ13万食の弁当などを廃棄していたことを明かしました。
組織委員会は、競技会場20会場において先月3日から今月3日までの1か月の間に、大会スタッフらの弁当およそ13万食を廃棄していたと発表しました。廃棄率はおよそ25パーセントだということです。
その後、発注量を見直し、オリンピック後半の先月30日から今月6日には廃棄率をおよそ15パーセントに下げ、現在は、余剰がほぼない日もあるとしています。
また、パラリンピックが開幕してからは国立競技場や東京体育館であまった消費期限が長いパンをフードバンクに提供しているということです。
組織委員会は「引き続き発注量の管理・精査に取り組んでいく」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2113f1c986c1bad86e27c48bfaa91cdb4b70a59
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食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)
報告
「13万食(1億1600万円分)を無駄に」という数字はTBS「報道特集」で内部関係者が告発し20会場分がバレたから致し方なく認めたもので、実際の会場数は2倍以上あったのでは?選手村のビュフェの食品ロスを削減するため、2019年以前から税金を使ってラグビーW杯で実証実験されていましたが、今回、選手村の食品ロスについては明らかにされていません。
「消費期限の長いパンをフードバンクに提供」とのことですが、「夏だから弁当は食品衛生を考えて活用できない」と言うくらいなら最初から数を調整すればよかった話です。JOCは弁当の数を調整しなかったし捨てる前提だったことは明らかです。
海外メディア向けに準備していた食品のロスは、小売店で販売されていたことを取材で確認しました。組織委員会は当初「リサイクルした、廃棄してない」などと釈明していましたが、リサイクルの前に数を調整しロスを出さないのが先決です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2113f1c986c1bad86e27c48bfaa91cdb4b70a59/comments
【追記:2021/08/27 20:11】
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五輪・パラのスタッフ用食事、1か月で13万食廃棄…注文の25%
大会組織委員会 開会式 閉会式
2021/08/27 18:33
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が五輪の各会場で活動するスタッフ用に準備した食事で「食品ロス」が起きた問題で、組織委は27日、7月3日~8月3日までの間に20会場で約13万食が廃棄されたと発表した。この期間に注文した食事の廃棄率は約25%に上るという。組織委は今後、大会関連の最終的な廃棄数を公表する方針。
7月23日の五輪開会式では用意した約1万食の弁当のうち、約4000食が無駄になった。組織委は発注を見直し、同30日~8月6日までの期間では廃棄率が約15%に減少。8日の五輪閉会式と24日のパラ開会式はともに6000個の弁当を注文し、廃棄数は五輪が200個、パラは100個だった。組織委はパンなど消費期限が比較的長いものをフードバンクへ送る取り組みも行い、食材の有効活用に努めたという。組織委は「徐々に改善傾向にあったと認識している。余剰をゼロにすることは、極めて難しいこともご理解頂きたい」とコメントしている。https://www.yomiuri.co.jp/olympic/paralympic2020/20210827-OYT1T50315/?fbclid=IwAR2rHZzU3dWUZLxv_AME6UyZx_aZUKwye6lvdm3mCqOx5BPYEsE9d1_jWc4
【追記:2021/08/28 10:33】
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五輪食品ロス「13万食1億1600万円分」だけじゃない!他にもある理由とは?食品の一部は23区で販売
井出留美食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)
略
選手村のビュフェの食品ロスは明らかになっていない
2つめの理由は、選手村のビュフェで発生した食品ロスが一切明らかにされていないことである。
今回、スタッフやボランティア向けの弁当の食品ロスばかりに注目が集まっているが、もともと税金を使って食品ロス削減の実証実験をし、減らそうとしていたのは、選手村のビュフェの食品ロスだ。
2012年の英ロンドン五輪では、2443トンの廃棄が出たとされている(2)。当時、1日5回の食事を作っていたケータリング会社が廃棄の様子を動画に撮って内部告発し、その映像が長らくBBC通信社の公式サイトに掲載されていた。
4年後のリオ五輪では、イタリアの世界的シェフ、マッシモ・ボットゥーラ氏を中心に、余剰食品を困窮者向けに調理して提供し、食品ロスを減らす取り組みが行われた。
日本では、2018年の女子バレーボール世界選手権と2019年のラグビーワールドカップで、食品ロス削減に効果的な啓発手法の実証実験がなされた。これは、農林水産省の委託を受け、みずほ情報総研株式会社が行ったものだ(2)。
2020年1月27日、東京都内で農林水産省主催「大規模スポーツイベントに向けた食品ロス削減セミナー」が開催され、実証実験の結果が発表された。概要は、ナッジという行動変容の手法を使ってビュフェの食品ロスを最小限に抑えるというものだ。一般的に、ビュフェでは、欲張って一度に食事を取ろうとし、食べきれないで余ってしまいがちだから、「何度でも取りに来てください」と掲示をすることで、食事の取り過ぎを防ぎ、食品ロスを減らすというものだ。
今大会では、選手村のビュフェの食品ロスは、はたしてどうだったのか?
実証実験を行った農林水産省に伺ったところ、
オリンピック・パラリンピックの食品ロス削減の取組については、組織委員会において、持続可能性に配慮した運営計画(飲食提供対象者数等の考慮、ポーションコントロール、廃棄物の計量と見える化の実施状況等により評価することを計画)の結果をとりまとめた持続可能性大会後報告書を作成し、年度末に公表予定
【追記:2021/08/28 10:34】
とのこと。つまり、2022年3月に公表するそうだ。
2021年7月に起こったことを、8ヶ月後の2022年3月に公表とは、あまりに遅過ぎやしないか。
このあと、農林水産省から補足で教えていただいたには、
年度末に公表予定と記載したのは食品ロス削減を含むオリンピック・パラリンピックの持続可能性に配慮に関する取組全体についての報告についてであり、五輪の弁当廃棄の件については、報道によれば、8月上旬の組織委員会の会見で、全体でどのくらいの廃棄があったのかについて現在、確認をしている。把握に時間がかかるが、出来れば何らかの形でお知らせしたいとの話がされているようなので、別途報告されるのではないか
だそうだ。
教えていただいたのが8月24日だったので、「別途報告」は、8月27日に組織委員会が認めた「13万食」だったのだろう。だが、これは42会場分全てではないし、選手村のビュフェの食品ロスも含まれていない。
東京都23区内で加工食品の一部は販売
3つめの理由。8月19日に、東京都大田区にあるマルヤス大森町店を訪問したところ、五輪で海外から来日する取材陣のためのケータリングの食料品が、値引きして大量に販売されていた。
マルヤス大森町店は、賞味期限が迫った食品や賞味期限切れ、箱がつぶれたものなど、いわゆる訳あり品を格安販売している。マルヤス大森町店の松井順子さんによれば、ある企業の方からお申し出があり、海外メディアが帰国して大量に余ってしまい、受け入れて販売してほしいとのことで、販売しているという。お店に許可をいただいて写真撮影させていただいた。
【追記:2021/08/28 10:34】
おおむね5日以内のものに表示される消費期限の弁当と違って、これらはおいしさのめやすである賞味期限が表示される加工食品なので、こうして販売することができている。また、関わった企業の方が、廃棄ではなく、販売を選んだということで、廃棄を免れたわけだ。でも、すべてが救われたわけではなく、この背後には、廃棄されたケータリング食品の存在がある。
松井さんは、「これから間違いなく入荷してくるのは商品にオリンピック・パラリンピックのマークが入った飲料やお菓子など」だと語る。2019年、ラグビーW杯の後、「がんばれ日本!」と印刷されているお菓子や飲料が大量に入荷してきたそうだ。
五輪マスコット「ミライトワ」と「ソメイティ」(福崎聖子さん提供)
五輪マスコット「ミライトワ」と「ソメイティ」(福崎聖子さん提供)
筆者もフードバンク(3)で働いていた時に感じたことだが、フードバンクでは季節が遅れてやってくる。バレンタインの後に大量のチョコレートが届き、ハロウィンの後には大量のハロウィン菓子が届き、クリスマス後にはクリスマスブーツの菓子が届く。マルヤスのような訳あり食品の販売店舗やフードバンクでは、並んでいる商品に世相が反映される。
注:上記の写真にある食品は、メーカーが直接マルヤス大森町店へ売ったのではなく、メーカーが販売した相手、つまり商品の所有権を持つ企業が売ったものなので、写真にある食品メーカーへの連絡はお控えいただきたい。
余剰弁当の活用を求め、59,072名の署名を集めた弁護士と経営学者が8月26日、組織委員会に署名を渡した
コロナ禍で仕事を失い、食事の回数や量を減らす大人や子どもが増える中、弁当を廃棄するなんて!活用すべきだ、と署名運動し、59,072名の署名を集めたのが、みなとこども食堂理事長で弁護士の福崎聖子さんと、経営学者の中川有紀子さんだ。8月26日17:30、東京・晴海トリトンにある組織委員会事務所で受け渡しが行われた。
【追記:2021/08/28 10:36】
略
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20210828-00255373?fbclid=IwAR14ekBV7EWrUcqxG193wP4PTi2FoE06tl9RRhGkcp3IVyXTp7o3dZGYpZY
【追記:2021/08/28 10:40】
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スポーツイベント×食品ロス削減
大規模スポーツイベントにおける食品ロス削減に向けたセミナーの結果NEWアイコン
令和2年1月27日に「大規模スポーツイベントに向けた食品ロス削減セミナー」を開催しました。
本セミナーは2部構成で、午前の部がホテル・自治体向け、午後の部が飲食店・自治体向けとなります。
当省の調査内容に加え、食品ロス削減に取組む企業の方々にご講演いただきました。
当日のセミナー資料●
セミナー資料(ホテルの部統合版)(PDF : 6,849KB)
セミナー資料(飲食店の部統合版)(PDF : 8,961KB)
<ホテル・飲食店共通>
セミナー資料【崎田裕子氏】(PDF : 3,756KB)
分割1(PDF : 1,662KB)分割2(PDF : 1,204KB)分割3(PDF : 1,422KB)
<ホテル向け>
セミナー資料【みずほ情報総研(株):ホテル向け】(PDF : 1,566KB)
セミナー資料【日本ホテル(株)】(PDF : 1,286KB)
セミナー資料【(株)プリンスホテル】(PDF : 1,272KB)
<外食向け>
セミナー資料【みずほ情報総研(株):外食店向け】(PDF : 1,666KB)
セミナー資料【ロイヤルホールディングス(株)】(PDF : 2,638KB)
分割1(PDF : 1,445KB) 分割2(PDF : 1,594KB)
セミナー資料【(株)ダイナミクス】(PDF : 1,031KB)
当日のプログラム●
【追記:2021/08/28 10:42】
当日のプログラム●
(午前の部)ホテル・自治体向け
【基調講演】「なぜ、今、食品ロスが課題なのか?」
東京2020大会組織委員会資源管理WG座長 崎田裕子 氏
【報告】「食品ロスの削減手法検討結果報告~「2018女子バレーボール世界選手権」と「ラグビーワールドカップ2019」をフィールドとして~」
みずほ情報総研株式会社チーフコンサルタント 小林元氏
【講演1】「日本ホテルの食品ロス削減の取組について」
日本ホテル株式会社取締役総支配人 松田秀明氏
【講演2】「プリンスホテルにおける食品ロス削減の取組について」
株式会社プリンスホテル品質管理部次長 井口智之氏
(午後の部)飲食店・自治体向け
【基調講演】「なぜ、今、食品ロスが課題なのか?」
東京2020大会組織委員会資源管理WG座長 崎田裕子 氏
【報告】「食品ロスの削減手法検討結果報告~「2018女子バレーボール世界選手権」と
「ラグビーワールドカップ2019」をフィールドとして~」
みずほ情報総研株式会社チーフコンサルタント 小林元氏
【講演1】「わが社における食品ロス削減の現状と課題」
ロイヤルホールディングス株式会社CSR推進部部長 成田鉄政氏
【講演2】「株式会社ダイナミクスの取組」
株式会社ダイナミクス 神奈川DS 田中敏氏
【追記:2021/08/28 10:44】
1.スポーツイベントに向けた食品ロス削減手法の調査
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を環境を重視した持続可能な大会とするため、「持続可能性に配慮した運営計画」及び「飲食提供に係る基本戦略」を策定しています。
これらを踏まえて、農林水産省では、大規模スポーツイベントにおいて、選手等に食事を提供するホテル及び競技会場周辺の飲食店の協力のもと、食品ロス削減に効果的な手法の検証を行っています。
2.調査内容
【令和元年度】NEWアイコン
「ラグビーワールドカップ2019」において、選手等に食事を提供するホテルや、観客等が利用する試合会場近隣の飲食店で食品ロス削減手法の検証を行いました。
令和元年度食品産業リサイクル状況等調査委託事業(スポーツイベントにおける食品ロス削減手法等に関する調査)
スポーツイベントにおける食品ロス削減手法の調査(報告書)(PDF : 6,904KB)
分割版1(PDF : 1,526KB)、分割版2(PDF : 1,497KB)、分割版3(PDF : 1,539KB)
スポーツイベントにおける食品ロス削減手法の調査(概要版)(PDF : 3,850KB)
分割版1(PDF : 1,292KB)、分割版2(PDF : 1,933KB)、分割版3(PDF : 690KB)
【平成30年度】
「2018女子世界バレー選手権大会」において、外国人選手等に食事を提供するホテルの協力のもと、食品ロス削減手法の検証を行いました。
調査概要は以下のリンクをご参照ください。
スポーツイベントにおける食品ロス削減手法の調査結果の公表について(平成31年3月プレスリリース)
【追記:2021/08/28 10:44】
平成30年度食品産業リサイクル状況等調査委託事業(スポーツイベントにおける食品ロス削減手法に関する調査)
スポーツイベントにおける食品ロス削減手法の調査(報告書)(PDF:1,856KB)
スポーツイベントにおける食品ロス削減手法の調査(概要版)(PDF:967KB)
お問合せ先
大臣官房 新事業・食品産業部 外食・食文化課
代表:03-3502-8111(内線4319)
ダイヤルイン:03-6744-2066
FAX番号:03-6744-7175
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/sports_foodloss.html
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