バスケの試合でノロに感染！

毎日のようにノロウィルスの発生がニュースになっていますが、
私が体験した例からその感染力の強さを知っていただけたらと思い、
投稿させていただきました。

うちの子供は小学校からバスケットボールチームに所属しており、
数年前あるチームと対戦したのですが、
試合の翌日両チームともほぼ全員ノロウィルスでダウンしました。
相手チームに「冷えピタ」を貼って出場している子がいたので、
おそらく感染源はその子である可能性が高いのですが・・・

試合に出た選手はもちろん、直接触れ合うことが無かった監督、父兄までも全滅でした。
もちろん私もです
お弁当は各自手作りですから食事が原因ではないため、ニュースにはなりませんでしたが。
保健所の講習会でこの話をしたところ、
感染症のパンフレットに記載される事態にもなりました。

以前、大阪のホテルだったと思いますが、
ノロウィルス感染者が廊下で嘔吐し、吐瀉物を処理したにもかかわらず
絨毯に残って乾燥し舞い上がったウィルスが空調で拡散、
その廊下を通った客が多数感染した例は、皆さんの記憶に新しいところではないでしょうか。

ノロウィルスをどこまで「食中毒」として扱うべきか、保健所でも議論されていると聞きます。
感染への危機感が薄い施設のトピを読むたび、
「ノロウィルスは厨房だけが発生源じゃない！」と言いたくなります。

ノロに限らず、感染症はその原因となる菌をできるだけ広めないことが、
初期動作として大変重要になってきます。
感染者の汚物は可能な限りその場で処理し、
他の病室や部署に菌を移動させないように神経を使うべきです。

厨房従事者に体調不良の者が出たら、原因がわかるまで立ち入り禁止。
万が一感染が拡大すると、シフトの調整が大変どころの騒ぎではありません。
ディスポ食器は見た目が悪い？
見た目と入所者さんを感染から守ることと、どっちが大事でしょう？
委託で所属していた病院で、病棟が発生源のノロ騒ぎに遭ったこともありますが、
食器の消毒やら献立の見直しやらディスポ食器の手配、仕事量は倍になり、
ノロ騒ぎが収まるまで一ヶ月間、みんなフラフラでした

認識が甘い他職種の方には、衛生のプロとしてきっちり意見していきませんか？
私は感染してツライ目に遭うのもノロパニックに巻き込まれるのも、二度と御免ですね～