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フリートーク

それでいいのか?避難所での食管理“もったいない”と“食中毒” 

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2011/05/23 11:30:13


『避難の現場から:東日本大震災 食品配給 「期限」管理に苦闘』
という記事を読みました。

「せっかく頂いた食べ物だから」

と処分をためらう人たち。

何を隠そう、今震災のため避難所身を寄せている方たちのことである。
朝食で配られたパンのひとつにカビが見つかり
すぐ回収することになったらしいのだが、
口にしていた被災者の方もいたらしい。
「誰も、どこも痛くなかったから大丈夫だよ」と80代の女性のコメントが載っている。

最近、ユッケ食中毒の影にも
「もったいないとの意識があった。企業として甘さがあった」
という言葉があった。

気温が上がり、食中毒が発生しやすくなる季節を迎え、
地元保健所は「消費期限が短い食品は、期限が切れたらもったいなくても廃棄して」
と注意を呼びかけている様だ。

栄養士の皆さんから見れば、
そんなリスクのあることどうして?
と思うかもしれない。

これからの季節、食中毒についてピリピリしている我々から見れば
果たしてこれでいいのだろうかと
思わずにはいられない。

最近になって冷蔵庫を設置する避難所もあったらしいのだが
それは人数分管理の出来る容量があるものなのか。
管理する人達に
衛生管理のノウハウがきちんと伝わっているのだろうか。

「多くは運営する側も被災者。
避難生活の長期化で疲れが出ており、食品を適切に管理できていない所もある」

と同記事の最後の方にも載っており
見かける記事からは
食管理への不安が懸念される。

今家や車や私財を失ってしまった人たちにとって
「もったいない」という感情はとても自然なものだと感じる。
こんな時、管理している側が
「潔く捨てる」ということが大切なのだと思う。

急な炊き出しなどのスケジュール変更や
人数の増減。
いつまた来るか分からない天災。
備えておきたいという思い。
管理側としても四苦八苦する条件が沢山ある。

しかしやっぱり何よりも今一番守るべきは
人々の「命と健康」であり
食に求められるのは「安全性」なのではと思ってしまう。
生活の部分で栄養は勿論大切だが
私たちが叩きこまれているのは
まず第一に「食の安全性」ではないだろうか。

食を支援する側の計画性
支援される側の正しい食の扱い方
提供される側の冷静な判断

どこかがグラついいてしまえば
食中毒なんていつ起きてもおかしくない。
最近見直されているものの、
食中毒は死にも至るということを忘れてはいけない。

せっかく震災の中で助かった命を
「生活」の部分で危険に晒しては欲しくないと願うばかりである。

もしその場に栄養士がいたら
なにかが変わるのか。


状況が状況なのだから仕方ない、という思いは随所にあるにしろ
2カ月も経った今
食の衛生管理についてはあまり進んでないと
思われるのは気のせいだろうか。


皆さんはどう思いますか?



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題目:避難の現場から:東日本大震災 食品配給 「期限」管理に苦闘
参照元:毎日新聞
参照URL:http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110523ddm041040133000c.html
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