ニュースより:極端な炭水化物制限へ「生命の危険も」…日本糖尿病学会警鐘

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2012/08/06 11:37:02

もう先月になりますが、トピがないようなのでニュースを貼ります。

読売新聞に、糖質制限食に対する日本糖尿病学会の公式見解が載っていました。


ー以下、全文引用です。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120726-OYT1T01662.htm

『極端な炭水化物制限「生命の危険も」…学会警鐘』

 主食を控える「糖質制限食(低炭水化物食)」について、日本糖尿病学会は26日、「極端な糖質制限は健康被害をもたらす危険がある」との見解を示した。


 糖質制限食は、糖尿病の治療やダイエット目的で国内でも急速に広まっている。

 同学会の門脇孝理事長(東大病院長)は読売新聞の取材に対し、「炭水化物を総摂取カロリーの40%未満に抑える極端な糖質制限は、脂質やたんぱく質の過剰摂取につながることが多い。短期的にはケトン血症や脱水、長期的には腎症、心筋梗塞や脳卒中、発がんなどの危険性を高める恐れがある」と指摘。「現在一部で広まっている糖質制限は、糖尿病や合併症の重症度によっては生命の危険さえあり、勧められない」と注意した。

(2012年7月27日08時49分 読売新聞)


今年5月17~19日に横浜で行われた第55回日本糖尿病学会年次学術集会では、
(1)糖尿病食事療法は一律ではなく,患者に応じたオプションがとられるべき
(2)糖質制限食はその一つの選択肢となりうる
(3)糖質制限食における糖質量は 130g/day程度を目安とする,
この3点のコンセンサスが得られていた経緯があります。

が、その後DM学会でその点に関して触れられることはないまま。。。
そして、今回のニュースですね。


糖質制限食については、
1月の病態栄養学会のディベートを経て、一気に議論が加速した感がありましたが、私たち栄養士業務にも影響ありありですよね。。。

みなさんの周りの状況や出来事など、何でもオープンに伺ってみたいです。

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