以前、
「放射能風評被害のグルメ、皆さんに食べてもらうには?」
で質問させて頂いたシリタガリ子です。
まだまだ皆さまからアイディア募集中ですが
今回「風評被害」についての記事を見つけましたので
共有させて頂きます。
福島第1原発事故による風評被害は払拭(ふっしょく)されず、農家に深刻な影響を与えている。コメ農家は販路の確保に苦心し、畜産農家は肉牛の価格低迷で採算が取れない。「将来が見通せない」。生産現場で、不安が根を張っている。
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◎稲作/顧客離れに落胆
2011年産米の収穫を控えた昨秋、水田5ヘクタールでひとめぼれを栽培した目黒さん方に、電話が相次いだ。「ことしは放射能が心配なのでコメの注文を遠慮したい」。「中山間地で渓流の水を引いて作ったコメ。自信があっただけに意欲をそがれてしまう」と落胆した。
風評被害は、ことしになっても収まりそうにない。それどころか、除染や健康調査などの対策が進めば進むほど、空間放射線量が高い地域というイメージが浸透してしまう。「ハウス栽培の野菜さえ売れない」と嘆きは深い・・・
◎畜産/価格低迷、悔しさ
「こだわって育てても、売りに行くたびに、悔しい思いするだけだ」。登米市中田町で約80頭の肉牛を育てる佐々木清信さん(64)がこぼす。
佐々木さんが出荷する年間約50頭の肉牛は半数以上が最高ランクのA5等級に格付けされる。
約60頭を肥育する畜舎には16台の大型扇風機を備え付けた。
出荷前8カ月間は毎日、もち米をえさに与える。肉質を高めるためのこだわりだ。経費も、手間もかかる。
ことし4月以降、佐々木さんは約40頭の肉牛を出荷した。取引価格は1頭平均85万円。「まだまだ安い。もっと早く回復すると思っていた。報われない」と悔しそうに話す。
震災前の2010年度は1頭平均105万円の値が付いた。昨年7、8月の宮城県産肉牛の出荷停止で、一時は1頭60万円に下落。今も採算ラインの90万円に届かない。
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放射能からくる風評被害は、生産者たちの生活を
脅かすだけではなく、仕事へのやりがい、生きていく活力までもを蝕んできています。
どうか栄養や食物の安全を指導する側のプロとして
このことに耳を傾け、正しい知識・情報を得て欲しいと思います。
栄養士の出来ることって何かあるんじゃないだろうかと
模索中です。
参照元:河北新報社
参照題目:焦点-大震災から1年半 風評被害、将来見えぬ農家 なえる生産意欲
参照元URL:http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120906t13032.htm
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