情報 公開シンポジウム「健康栄養教育を担う管理栄養士の役割」

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2021/09/11 23:49:08

日本学術会議がこの様なシンポジウムをなさるそうです。

2002年(平成14年)施行の栄養士法では、管理栄養士の資質として「ものから人へ」から「対人専門職」に見直され、教育内容が食べ物を扱う分野(食品学・調理学など)から医学関連知識や臨床栄養学分野を重視した内容に改正されました。健康・生活科学委員会 家政学分科会では、この改正の実施から20年経過した現在、改正内容が社会のニーズに合致した管理栄養士の養成につながっているか検証を行いました。また、管理栄養士の資格を有する多くの人材が毎年、輩出されていますが、生活習慣病を予防し、健康で充実した生活をおくるための支援への役割が十分果たされてないと評価しました。
 そこでこれらの課題を踏まえ、健康・生活科学委員会 家政学分科会から提言として「健康栄養教育を担う管理栄養士の役割」を令和2年(2020年)7月27日に表出しました。疾病予防に寄与できる管理栄養士の資質の修得のための教育内容の見直しや管理栄養士の活躍の場の必要性が骨子となっています。提言の項目立てを以下に示します。
提言
(1) 社会的ニーズに対応する管理栄養士活動の広がりの必要性
 ① 大学生・一般社会人への健康栄養教育の対応
 ② 職場での管理栄養士の活用
(2) 管理栄養士の資質の向上
 ① 一般社会人への健康栄養教育の資質
 ② 大学院教育及び管理栄養士養成のための指導者の育成
 詳細は、学術会議のHPに掲載されております。
 提言の内容を知っていただき、管理栄養士の在り方、その教育内容について関係行政機関、教育機関に対し、現代社会の健康栄養教育を担う管理栄養士の役割を課題として共有していただくことを目的としています。そして、課題解決に向けてのご意見も頂戴し、健康教育,疾病治療,疾病予後の全般にわたり、栄養・食生活から支援できる管理栄養士の養成について考えていく機会としたいと思います。
イベント概要
日時 2021/10/16(土)13:30~17:00
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員 300名(事前申し込み・先着順)
プログラム
司会:鈴木 恵美子(日本学術会議連携会員、お茶の水女子大学名誉教授)
13:30 挨拶
杉山 久仁子(日本学術会議第二部会員、横浜国立大学教育学部教授)
13:35 「提言にあたって」
小川 宣子(日本学術会議連携会員、中部大学応用生物学部教授)
14:05 「我が国の栄養問題の変遷と管理栄養士の役割」
中村 丁次(神奈川県立保健福祉大学学長、公益社団法人日本栄養士会会長、一般社団法人日本栄養学教育学会 理事長)
14:45 「管理栄養士教育にどのようにして実践知を取り入れるか-実践の視点から-」
榎本 眞理(愛知学院大学心身科学部教授)
15:25 「これからの管理栄養士の役割と教育養成への期待」
清野 富久江(厚生労働省健康局健康課栄養指導室室長)
16:05 休憩
16:15 全体討議
16:55 閉会の辞
守隨 香(日本学術会議連携会員、共立女子大学家政学部教授)
申込み 10月11日(月)までに、以下のリンク先の申込フォームよりお申込みください。
申込フォームへのリンク
問い合わせ 池田 彩子(名古屋学芸大学)
E-mail: saiko*nuas.ac.jp(*を@に変更)
備考 主催:日本学術会議 健康・生活科学委員会 家政学分科会
後援:日本生命科学アカデミー
http://www.scj.go.jp/ja/event/2021/313-s-1016.html

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