未就学児の7施設の給食で食中毒 149人に症状 ウェルシュ菌が原因 受託会社を一部営業停止処分に
受託給食を手がける長野市の「デリックちくま」が調理した「おかず」を食べた10歳未満の未就学児ら149人が下痢・腹痛などの軽い食中毒の症状を訴えていたことがわかりました。
長野市保健所は、ウェルシュ菌による食中毒と断定し、この事業者をきょうから3日間、一部営業停止処分にしました。
原因のおかずは、12月1日に調理され、長野市内など7つの未就学児施設の給食で食べられました。
配送時の温度管理が不十分だったとみられています。
患者は全員、回復したということです。
【追記:2021/12/11 02:02】
ーー
幼稚園7園でウエルシュ菌による食中毒・給食の業者に3日間の一部営業停止 長野市保健所
SBC信越放送
長野市と白馬村にある7か所の幼稚園で給食を食べた園児など149人が、「ウエルシュ菌」が原因の食中毒になりました。長野市保健所は、給食を製造した業者に対し、きょうから3日間、営業の一部停止を命じました。
食中毒の原因となったウエルシュ菌。
熱に強く、食品を大釜で大量に加熱調理したあと適切に冷却せず放置すると、40度から50度まで下がったときに芽胞(がほう)と呼ばれる細胞が増殖して食中毒の原因となります。
給食を製造したのは、長野市篠ノ井のデリクックちくまで、今月1日、長野市と白馬村にある7か所の幼稚園に提供した給食の「鶏と野菜のコンソメ炒め」を食べた園児や職員149人が、腹痛や下痢といった食中毒の症状を訴えました。
長野市保健所によりますと、49人が医療機関を受診し、現在は全員が回復しています。
長野市保健所は、食中毒の原因を「ウエルシュ菌」と断定し、デリクックちくまに対し、きょうから3日間、営業の一部停止を命じました。
デリクックちくまは「このような事態を起こしてしまい深くお詫び申し上げます。
衛生管理を強化徹底し再発防止に取り組んでいきます」とコメントしています。
※こちらの質問は投稿から30日を経過したため、回答の受付は終了しました
0人が回答し、0人が拍手をしています。