老健の栄養士をしています。
単なる好き嫌いでの偏食はよくありますが、今回は偏食に加えインスリンも打ってて低血糖も起こして、という方の対応に悩んでいます。
毎月2週間ショートステイを利用されているAさん(80歳女性・認知症なし)という方です。
インスリンを1日3回(8単位×3回)と、毎食食前薬も内服しています。
独居で家族は遠方、普段はヘルパーさんが食事準備しているのですが、本人が食べたい物を食べたいだけ作っているそうで、ピラフやグラタン、ピザ、焼肉、フライなど、がっつり系の物ばかりとの事・・・家での食事管理は出来ていません。
主治医から食事指示はなく、食事は一般食で可との事、インスリンと薬でコントロールしている状況です。
ショート中は割と血糖値低めのことが多かったのですが、先日、夕食前にBSチェックをしたら33mg/dlしかありませんでした。本人は自覚症状なく・・・
できるだけ食べて頂きたいのですが、日頃から施設の食事が口に合わないと言い、食べ残しが目立ちます。主菜は食べるけどおかずは好き嫌いがあって食べないという感じです。
今までもできる限り対応をしていましたが、Aさんの「あれもこれも食べたくない」があまりに多く細かくて、とても対応しきれません。
結局医師や本人と相談し、今までの代替対応(主食大盛り、青魚・胡麻油・マーボー豆腐・乳製品代替・毎朝納豆追加など)を継続しながら、食べなかった時は補食(スープ味の高栄養ドリンクなど)で補ってもらうことにしました。
また、ショート利用中はインスリン量を減らし、毎食のBSチェックを欠かさず行うことにしました。
個人の意向に沿って細かく対応していければ理想的なんでしょうけれど、現実厳しいです。厨房は少ない人員で日々細かい個人対応に追われており、私自身もこれ以上細かい対応が増えると業務的にいよいよ厳しいなと思い始めていた頃でした。
こういった場合、皆さんの施設ではどうされているのでしょうか?
血糖値安定のためとは言え、何でも本人の食べられる物を出す事が、果たしていいのでしょうか?私はそうは思いませんが、一部スタッフにはそんな風潮があります。Aさん自身は優しくて、粋な方ですが、芯が強く、食事指導も難しそうな感じです。
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