老人ホームで管理栄養士してます。普段は養護の栄養士なんですが、一時的に法人内の他施設の特養の栄養士してます。
うまく言えないんですが、世間一般の栄養士に比べてかなりルーズなんです。
具体的に言えば、検食する際に味付けにそんなんに注文を出さないんです。前任者の栄養士は、「あと醤油を一滴たらして」とか「他のおかずが●●ならもう少し甘めで」とか注文が細かかったんです。私としては「そんなに変わるか?」って聞いていました。私の場合、オッケーが出やすいんです。だから私の時は調理師さんも感覚がくるってるみたいなんです。もう一人のパートの栄養士さんが私のことを指導力がないって不審がってるみたいなんです。こだわりがない。味への執着心がない。利用者のことを思ってないって。決して言い出せなかったりする訳じゃなくて、その味が合格点だからオッケーだしてるんです。別にどこからも苦情がきたりもしてません。とにかく前任者は独裁的な感じで調子がいいタイプでもあり、煙たがられてはいました。逆に法人内では味付けの評判は悪かったくらいです。そんなことはさておき、皆さんも検食で基本的に毎回駄目だししてますか?
あと、食材のカットの大きさにもこだわりがすごいんです。常食の人でもとにかく細かくカットが基本です。これが特養の食事よって胸を張って言われてますが、養護にも介護度3、4の人は居たけど、こんな細かく切ってなくても食べれるって思ってしまいました。豚汁の大根が造りのケン位の細さでした。安全に注意ってのはわかりますが、見極めが逆に慎重すぎるんじゃないかと思ってます。職員からも細かすぎるって苦情が出たりもしてます。おかずがカラ揚げだったんですが、小指の第一関節位の大きさで残りかすカスを寄せ集めて嫌がらせされてるんじゃないかと思ったくらいですが、でも、今日は大きく切り過ぎ。事故報告書ってパート栄養士さんが大騒ぎでした。別に喉詰めや職員からの苦情もなく、食事は終わりました。普段は小指の爪位が普通だったんです。特養の食事はそんなもんなんですか?
キザミや一口大の利用者ならわかるんですが、常食は基本的に私たちが食べる唐揚げの半分位の大きさがあってもいいんじゃないか?って思ってるんですが、どこも特養はそんなものですか?
また、利用者さんの糖尿病だったりして、甘いものが食べたい、普通の食事が食べたい(家族からも食べさせてあげてほしい)って訴えがあっても、細かな制限してますか?文句を持ちながら食べてもらうより、厳しい制限せずに普通のものを食べさせてあげたらいいのでは?って思ってしまいます。
もう、どっちみち元気に動き回れる見込みもないし、好きなようにさせてあげてはどうかと思ってしまうんです。私自身、長く生きるってことにあまり価値を感じていないんです。
同じような考えの介護職さんがいて、今日、会議で堂々とそんな発言したら、病気が悪化して苦しまれたら利用者さんが可哀そう。無責任なことを言うなって集中砲火を受けてました。その時は、私も黙ってましたが、内心、同じようなことを思っている人がいて安心しました。でも、栄養士って立場上、そんなことを言ってはならないって思ったりしてます。
病院や老人ホームでは、塩分や砂糖、たばこなど色々な制限が当たり前に行われているのはわかっていますが、私の場合、建前はそうして、本音は本人が希望すれば普通の味付けでいいのでは?って思ってしまい、利用者さんにきつく注意できないんです。
やっぱり、私は栄養士としての知識が欠如しているから、そんな感覚になってしまうんですかね?これでは駄目だって思いながら、厳しくする後ろ盾になる経験もないのですが、みなさんはやっぱり、ドクターの指示通り厳しくされていますか?(うちの場合、ドクターも厳しくするのは人間味にかけるってタイプなんですが)
前任者の栄養士が「栄養士の鏡」ように他の施設からの栄養士からも崇められてることもあります。そんな風に利用者や調理師に厳しくなれずに悩んでいます。自分以外のところはどうなんだろうと知りたいですので皆さんのことを教えてください。
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