経管栄養剤の滴下速度と褥瘡について

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2013/01/24 18:28:00

いつも勉強させていただいています。

みなさんのお知恵をいただきたいと書き込みます。

素朴な疑問かもしれないのですが、
みなさんの病院&施設では
経管栄養剤を自然滴下の場合、
1日どれくらい(時間)体を起こしている状態ですか?


以下具体的に症例で相談させてください。


100歳の男性(要介護度5)
感染性腸炎で入院

熱は下がり、下痢の症状も入院当初の水様便より、量・回数少し減り
経鼻栄養より注入開始になりました。

経管栄養剤の指示量は600kcal/日
      :毎食200ml滴下(1kcal/1ml製剤)
※不足分は静脈栄養より投与されています。

担当医の投与速度指示は200ml/hでしたが、
下痢も完全に改善されているわけでないので、
100ml/hを提案しました。
私の提案を受け入れていただき投与開始。

この患者は嚥下訓練も同時にしており、毎食ゼリーを数口経口より摂取しています。
経管栄養剤を2時間滴下後 ⇒ 嚥下訓練30分 ⇒ その後逆流予防のためそのままの状態で30分。

それを毎食なので

計1日ギャッチアップの状態で9時間



その後2日目にして排便状態は変わらず下痢も改善しないし、褥瘡の危険性から200ml/hの投与に変更したと連絡がありました。
下痢症状は速度を変えても変わらないとのこと。

私の感想としては経管開始後3日目で判断していいの?って感じです。

リハ栄養の面からもギャッチアップはリハビリの一つで
首の筋力強化の効果もあると勉強会で聞いてきたのですが、
褥瘡の危険性と推奨速度と栄養士の立場からどう考えたらいいのか困惑しています。

皆さんのお知恵をいただきたくよろしくお願いします。

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