イレウス(腸閉塞)の患者様への食事

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2014/03/10 10:28:02

いつも大変お世話になっております。
私は、38床の特養+ショートステイで管理栄養士をさせていただいております。

今回は、イレウス患者様への対応についてご相談させていただきます。去年まで他の施設に入居していた際には、イレウスを繰り返されていましたが、弊社に入居後1年が経過しますが、症状はでていません。

入居者様Aさんについて

性   別:男性
年   齢:73歳
病   歴:平成18年 右腎臓摘出(腎臓がんの為)
            (現在留置カテーテル使用)
           尿路感染症
           胆石症手術
      平成21年 イレウス(繰り返し)
            胃潰瘍手術、脊椎狭窄症手術
           糖尿病、高血圧は改善され服薬なし
身体状況:自走車いす(立位保持可能)
     意思疎通可能、自歯2本のみ(義歯なし)
食事形態:粥、軟食、水分とろみなし
禁  食:繊維質(ごぼう、たけのこ、きのこ、海藻類、こんにゃく、
     レンコン、さつまいも、かぼちゃ、生果物)、揚げ物

以前入居されていた施設の栄養士様と相談し、また、インターネットや参考書を頼りに、現在は上記の禁食対応を行っていますが、本人様より「かぼちゃが食べたい」とお話がありました。

さつまいもや、かぼちゃは不溶性食物繊維が多く、ガスだまりがたまりやすくなるため提供していませんでしたが、再度インターネットで調べなおしたところ、「かぼちゃは消化に良い」とされているものを多く目にしました。

食品成分表では、さつまいもやかぼちゃは不溶性食物繊維が多く、禁食にすべきと考えていたのですが、お恥ずかしいですが、知識不足であり、自分の意見に自信を持つことができません。

よろしければ、下記に5つの質問事項を書かせていただきましたので、ご教授いただければ幸いです。

1.イレウス患者様への具体的な禁食
上記にあります現在の禁食で足りないもの、不要なものもありましたら教えていただきたいです。
他施設、病院様では具体的にどこまで禁食としているのでしょうか。
また、水溶性の食物繊維量は、危険視しなくてもよいのでしょうか。

2.調理法で工夫可能か
不溶性食物繊維の多い食品の場合、裏ごしやミキサーにかけることで、イレウスの方への提供は可能でしょうか。(例:ごぼうやさつまいものポタージュスープ、イモきんとん等)

くたくたに煮るという調理は不溶性食物繊維の多い食品には無効という考え方でよろしいてしょうか。

3.冷凍食品の使用
「冷凍食品は食物繊維が壊れているから大丈夫」と話されている病院栄養士様がいたのですが、食品成分表を参考すると、冷凍食材でもかぼちゃ等には多くの食物繊維が含まれているようですが、イレウスの方への食事に冷凍食品は有効なのでしょうか。

4.揚げ物について
現在、揚げ物は腸管への負担をかけないよう禁食としていますが、1食の脂質量が普段と変わらなければ提供可能なのでしょうか。(少量でも皆さんと同じものを提供できればと考えています。)

5.ご飯について(食事形態)
現在、粥にて対応していますが、「ご飯が食べたい」という本人様の意向があります。ご飯への意向を検討する際、ご家族様をはじめ多職との相談はもちろんですが、先生(医師)は「やってみなれば分からない」という考えの方で、あまり理論的ではない為、やや不安です。食事形態アップの際は、どのような過程を経て行えばよいのでしょうか。(咀嚼嚥下由来の食事形態の変更ではない為、戸惑っています)

初歩的な質問ばかりですが、私の知識不足故、多くの食材・料理を制限してしまっては申し訳なく、本人様も食事をとても楽しみにされており、食事に関心が強い方の為、イレウスの再発を予防しつつ、少しでも食べられるものを増やしていけたらと考えております。

お忙しい中、申し訳ありませんが、全てでなくとも、1つでも構いません。ご教授よろしくお願い致します。뙳

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