情報提供 2020年度の次期診療報酬改定に向けて

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2020/01/02 21:14:44

https://gemmed.ghc-j.com/?p=31755

回復期リハビリ病棟、「リハビリの質」確保を重視した見直し

回復期リハビリテーション病棟入院料については、次のような方向が固まってきています。

(1)FIM評価結果を患者へ提示し「適正性」を確保する

(2)入院料1・3・5について「リハビリ実績指数」の基準値引き上げを検討する(とくに3と5で階段をつけることを重視する)


リハビリ実績指数の基準値等見直しのイメージ(中医協総会(2)1 191206)


(3)管理栄養士の配置について、入院料1では「義務化」、それ以外は「努力義務化」を検討する

(4)外来リハ等の実施を推進する

(5)許可病床数200床未満病院の回復期リハビリ病棟入院料5・6にも「データ提出」を義務付ける


データ提出義務拡大案(中医協総会(1)7 191122)


言わば「リハビリの質」確保に着目した見直しが予定されています。

ICU、2022年度以降の厳格化に向けた「布石」

療養病棟入院基本料については、次のような見直しが予定されています。

(1)医療区分3に該当する「中心静脈栄養」について、▼毎月末に、IVHを必要とする状態に該当しているか確認し、結果を診療録等に記載する▼患者・家族等に、「長期間実施の感染リスク」「他に胃瘻や腸瘻などの栄養摂取方法があること」などを丁寧に説明する―ことを要件化する

(2)許可病床数200床未満病院の療養病棟にも「データ提出」を義務付ける

(3)経過措置2を廃止する

(4)長期間の膀胱留置カテーテル実施を避けるため、【排尿自立指導料】の取得を推進する(「下部尿路機能障害を有する患者の診療について経験を有する医師」要件の緩和などを検討する)



また、ICU(特定集中治療室管理料)については次のような見直しが検討されています。

(1)生理学的スコア(SOFAスコア)測定義務の管理料3・4への拡大を検討する

(2)専門性の高い看護師の配置に係る経過措置を廃止する(専門性の高い看護師配置がない場合、管理料届け出ができなくなる可能性大)

(3)「管理栄養士による48時間以内の介入」を加算などで評価する

2022年度改定以降への布石と考えられます。「一部に重症患者の受け入れが十分に行われていないICUがある」との指摘を踏まえた、例えば(1)からは、「看護必要度+SOFAスコアで重症患者を規定する」などの大きな見直しが将来的に行われることを予感させます。2022年度以降に向けて、今から「自院のユニットには重症患者が入室しているのか」をきちんと把握していくことが重要です。
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回復期 入院料1 義務化
ICUの48時間以内での介入

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