情報 小中の給食に針金など異物混入相次ぐ 「経路不明」

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2021/11/27 14:41:45

小中の給食に針金など異物混入相次ぐ 「経路不明」 宮崎・都城


宮崎
毎日新聞 2021/11/27 05:00(最終更新 11/27 14:34)

 宮崎県都城市立小中学校の給食に、クリップなど金属異物の混入が相次いでいる。2021年は11月25日現在で4件、特に10~11月に3件が立て続けに起きている。いずれも調理過程で使うことはなく、混入経路は分かっていない。市教委は22日、県警都城署の問い合わせを受け、異物を任意で提出した。【成松秋穂】

 見つかった異物は①2月17日=中学校ですまし汁に針金のような金属(長さ約2・5センチ)②10月20日=小学校でブロッコリー和(あ)えからクリップ(同約3センチ)③11月16日=中学校でにんじんポタージュから針金のような金属(同約8ミリ)④同19日=③と同じ中学校でミネストローネから円形の部品「丸カン」(直径約1センチ)――で各1個。


 クリップは配膳中に、丸カンは食事をしていた生徒の椀の底から見つかった。針金のような金属はいずれも口に入れた生徒が気付いて取り出したが、けがはなかったという。市教委は「混入経路の特定ができておらず、臆測を呼ぶ」として、見つかった異物の写真を公開していない。

 給食はいずれも、市内小中学校に給食を提供する学校給食センター5カ所のうち、最大の都城学校給食センター(同市横市町)で調理された。25日には、異物混入の経緯を確認するため市議会全員協議会が開かれ、同センターの受託業者が「クリップや丸カンは調理場内で使っておらず、調理器具からの欠落がないことも確認した」と説明。「調理場に入る従業員の制服はポケットを縫い付け、手に何も持っていないことも従業員同士で確認している。異物の持ち込みは不可能だ」と主張し、今後は人員と時間を増やして食材の下処理時などの異物確認を徹底するとした。


 一方、全協では市議から「児童・生徒が異物を飲み込んだらどうするのか」「混入後の点検で『異常はなかった』と判断しているのは誰なのか」と疑問の声が相次いだ。児玉晴男教育長は「学校給食は安心して食べられることが前提。心配を掛け、深くおわび申し上げる」と陳謝。「重大なことと受け止め、安心安全な給食の提供に尽力する」と述べた。

 市教委は納入業者約40社に注意喚起を通達。市内の小中学校全54校にも、配膳時などに児童・生徒の様子を注視することなどを文書で周知した。https://mainichi.jp/articles/20211126/k00/00m/040/398000c?fbclid=IwAR1VgAUNUS2JDKTo5NBLGwDgfxthaJUDJdMrGceLq3R0EuLj91kQfa93JdI

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