ゼリーやペースト食では尊厳が守れない

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2019/02/25 01:41:24

特養勤務です。
相談員より、タイトルの言葉を言われ、皆さんのご意見を聴きたいと思いました。

ある1人の入居者の方ですが、液体もしくは軟らかいゼリー状の物しか
飲み込むことができません。
ですが、この方にはずっと常食が提供されています。
栄養課からは常食と、2-1レベル位の100kcal/1Pの補助食品が毎食1パック。
当然、常食は食べられないので、栄養不足になります。処方で栄養剤が出ており、それで栄養補給を行っています。
個人的には、常食の提供は止めて、その分の費用で食べられる可能性のあるものを組み合わせて提供した方が、本人の為には良いのではないかと思います。
看護師と一部の相談員も同じ意見です。
ところが、相談員のトップに常食提供より現実的に少しでも食べられる可能のあるゼリーや飲料、もしくはペースト食を提供した方が本人にとって良いのではないかと話をしたところ、
「ゼリーとかだけ提供して済ませるなんて、人としてどうか。見た目も悪いし食事だとはいえない」
「看取り期においては特に尊厳ということが重要視されているのに、そんな食事じゃ、尊厳を守ることはできない」
「尊厳を守るには、その人が今まで食べてきたものに近い食事を提供する方がいい。食べることができなくても、目で見て、香りを楽しんでもらうために提供する意味がある」
「今まで、施設の方針としてそのようにやってきたのに、今更そんなこと話し合っても仕方がない。施設の方針に従って今まで通りにしてほしい」
という言葉が返ってきました。

本人が「みんなと同じ食事を出して」と言ったのなら分かります。
本人は意思疎通できない状態です。
ご家族の希望なのかと思いましたが、ご家族は「施設にお任せします」ということのようです。


ゼリーやペーストは、食事としてみなされない?
尊厳を守ることができる食事提供の仕方って?
食事を目で見て楽しむ、香りを楽しむのも分かりますが、食べることができない食事を目の前に置かれるのって、どんな気持ち?と。

もし、自分の家族を介護することになり、食事がなかなか摂れなくなってきたら、「どんな物なら食べられるかしら?」って考えませんか?

長くなってしまいましたが、皆さんのご意見を聴きたいです。

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