情報提供 中国湖北省武漢市で報告されている原因不明の肺炎に対する対応

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2020/01/10 21:25:58

お疲れ様です。
コロナウイルスの様ですね。

2020 年 1 月 10 日 国立感染症研究所 感染症疫学センター
国立国際医療研究センター 国際感染症センター


院内感染対策など 情報活用くださいませ。

https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/PDF/wuhan_200110.pdf?fbclid=IwAR0_U6vr5I0KBoOXeDcnRqt0iiKPY_OaVbsa9poOnKzHxRvE_4VoHBJMN04
CDCも出ました。

A new coronavirus may be the cause of a pneumonia outbreak being investigated in China. CDC is closely monitoring the situation & has stood up emergency response system in case it’s needed. Learn more: https://bit.ly/2FIrzJn
テレビ ラジオでお馴染みの 元外務医官 関西福祉大学勝田教授より

https://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/89296a4bd24c75d17028989e1ab7ea5b?fbclid=IwAR2kGCzOTHR83eDEqb3MJRL78Mavm_GtCVGMsLBLBnY9U-krLfMQMzwFOQk
国立感染研究所と国立国際医療研究センターが発表
原因不明肺炎への医療機関の対応を提示
2020/01/10

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/hotnews/int/202001/563817.html?n_cid=nbpnmo_fbed&fbclid=IwAR27vp3C2kuvM7j8PPlkgWQHoY8KiTFOuZiRDzcZp4INKf20keVGtPhNhvQ

国立感染研究所感染症疫学センターと国立国際医療研究センター国際感染症センターは1月10日、昨年末に中国武漢市で多発した原因不明の肺炎に対する医療機関の対応と院内感染対策を発表した。
 提示されたのは「中国湖北省武漢市で報告されている原因不明の肺炎に対する対応と院内感染対策」。1月9日14時現在の情報をもとにまとめたもので、武漢での原因不明の肺炎の疑い例のスクリーニング、疑い例の定義、疑い例に対する感染対策、検査や対応の流れからなる。

 
WHO 本部 2020/01/12
https://www.who.int/csr/don/12-january-2020-novel-coronavirus-china/en/?fbclid=IwAR1aKMP1GdYOltqAvcYy76xeBAXAWfSST5wKyNR9Dr-XtWlZpkyV-Z-lR90
中国の武漢で発生している新種のウイルス肺炎について、WHOから1月9日付けで声明がだされています。本日は、声明文の和訳が掲載されているページをご紹介しましょう。現在のところ、原因となっている病原体は、新種のコロナウイルスだという情報が入っています。コロナウイルスは、一般的な風邪のウイルスのひとつであるとともに、MERS(マーズ)やSARS(サーズ)などの重篤な肺炎を引き起こす新しい感染症の流行の原因にもなってきました。
新しい感染症のウイルスが同定されるということは重要なことです。原因ウイルスが同定されなければ、正確で迅速な診断を行うことができないからです。先日、中国からタイへ入国した渡航者から、このウイルス感染症が診断されたとの報告もありました。今後は、日本国内に入ってきた疑い例を、いかにスムーズに診断できるようにするか、とうことが喫緊の課題となります。
『中国の武漢における肺炎の集団発生に関するWHO声明』
https://www.forth.go.jp/topics/20200114.html
新型肺炎、日本で初確認 中国・武漢への渡航歴
1/16(木) 6:52配信 産経新聞
 中国中部の湖北省武漢市で原因不明の肺炎の発症が相次いでいる問題で、武漢市への渡航歴がある人が日本国内で肺炎の症状を訴え、国立感染症研究所のウイルス検査で同じ肺炎の陽性反応が出ていたことが16日、関係者の話で分かった。日本国内での患者の確認は初めてで、政府は同日中にも関係省庁との間で対応を協議するとみられる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000508-san-hlth
中国湖北省武漢市で原因不明のウイルス性肺炎が多発していることに関し、日本国内で検査により同じ型の陽性反応が出たことが分かった。国内での確認は初めてで、同市で感染したとみられる。政府関係者が16日、明らかにした。 

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https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08906.html?fbclid=IwAR1FU2VJXzGEkb1UwAq0NepNjbVnkHLTOJAqq_NPcraepCElPXicheHrCu8

令和2年1月16日(木)
【照会先】
健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長
    梅田 浩史(内線2389)
課長補佐 加藤 拓馬 (内線2373)
主査 柳川 愛実 (内線2932)
(代表電話) 03(5253)1111
(直通電話) 03(3595)2257


報道関係者各位
新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について
 1月14日、神奈川県内の医療機関から管轄の保健所に対して、中華人民共和国湖北省武漢市の滞在歴がある肺炎の患者が報告されました。この方については、1月6日にご本人が医療機関を受診した際に、武漢市の滞在歴の申告があり、その後、原因が明らかでない肺炎等の患者に係る、国立感染症研究所での検査制度(疑似症サーベイランス)に基づき報告されたものです。
 当該患者の検体を国立感染症研究所(村山庁舎)で検査したところ、昨日(1月15日)20時45分頃に新型コロナウイルス陽性の結果が得られました。新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生が国内で確認されたのは初めてです。
 本件について、積極的疫学調査を行うとともに、世界保健機関(WHO)等の関係機関と協力し、リスク評価を進めてまいります。

概要
(1)年代: 30代
(2)性別: 男性
(3)居住都道府県: 神奈川県
(4)症状: 1月3日から発熱あり。
1月6日に中華人民共和国湖北省武漢市から帰国。同日、医療機関を受診。
1月10日から入院。
1月15日に症状が軽快し、退院。
(5)滞在国: 中華人民共和国(湖北省武漢市)
(6)滞在国での行動歴: 本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
中国において、詳細不明の肺炎患者と濃厚接触の可能性がある。
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日本渡航医学会で一緒している忽那賢志 | 感染症専門医より

中国・武漢の新型コロナウイルス感染症について現時点で分かっていること(2020年1月16日現在)
忽那賢志 | 感染症専門医
1/16(木) 7:44

新型コロナウイルス感染症の発生している武漢市(CDC)

中国・武漢で集団感染者が報告されている新型コロナウイルス感染症について連日報道が続いています。
中には「ヒトからヒトに感染!」とか「春節で拡散!」とか、やや扇動的な見出しのニュースも見られます。
新型コロナウイルスは本当に怖い感染症なのでしょうか。
現時点で分かっていることと、それから考えられる現時点で必要な対策を整理しました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200116-00159079/?fbclid=IwAR2nZHkWi9NpBm1hKGY5v7JGVIbaoxNqNds3VdvRoWQQOfnVwcWSm2uBTn8
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続報◎国立感染研究所と国立国際医療研究センターが更新
新型コロナウイルス肺炎への医療機関の対応指針
2020/01/16
三和 護=編集委員
感染症
新型コロナウイルス
2019‐nCoV
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新型コロナウイルス肺炎への医療機関の対応指針の画像
 国立感染研究所感染症疫学センターと国立国際医療研究センター国際感染症センターは1月15日、昨年末に中国武漢市で多発し、日本でも1例が確認された新型コロナウイルス(2019-nCoV)肺炎に対する医療機関の対応と院内感染対策指針を更新した。

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https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202001/563871.html?n_cid=nbpnmo_fbbn&fbclid=IwAR16RJ3Wh5dmkRFoGwvyXsB8d_Q3Qhe6uCQwx-jQKZA7nK-sDu8OOHgeL28

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元 厚生労働省感染症専門家
沖縄中部病院 高山医師より

先ほど、文化放送(ラジオ)のニュース番組にて、武漢肺炎について質問にお答えする形で解説しました。以下、文字起こし。

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問1 新型コロナウイルスが検出された30代の男性から感染が拡大する可能性はあるのでしょうか?
武漢に滞在していた男性が、滞在中の1月3日から発症し、6日に帰国して、10日から肺炎の診断で入院していました。この方の検体において新型コロナウイルス陽性の結果が出たため、日本で最初の感染事例として報告されています。

ただ、この方は元気になられていて、昨日、すでに退院されています。良かったですね。いま、管轄の保健所が積極的疫学調査と言いまして、この男性と接触のあった人をリストアップするとともに、発症しないかを見守っているところだと思います。

どれくらい見守る必要があるかってことですが、同じコロナウイルスによるSARSやMERSの潜伏期が、最長でも2週間とされています。つまり、それぐらいのあいだは感染が起きていないか、結果を待つ必要があるだろうと思います。ただ、あくまで接触のあった人たちに限ります。一般の方々は、かりに神奈川県内に住んでいたとしても心配する必要はありません。

というのも、これまで確定している43人の患者さんについて、その接触者を追跡しても感染が確認されたのは夫婦間における1人だけだからです。つまり、同居して看病するなど濃厚な接触があったということでしょう。

今後、感染が広がる可能性はゼロではありませんが、ヒトからヒトへの感染は限定的で、印象から言って、過去に世界的に広がったウイルスと比べると勢いがないです。少なくとも、いまの時点で過剰に心配することはありません。

===
問2 感染を防ぐためには、どのような対策をすればよいのでしょうか?

日本で生活している限りは、特別な対策をとる必要はありません。いま私たちにできることは、咳エチケットや手洗いなど日頃の感染対策をしっかりすることです。

今回の新型ウイルスよりも、インフルエンザの方がリアルな問題です。発熱や咳などの症状がある人は、仕事を休んで周囲にうつさないように注意してください。こうした心がけが、ひいては新しい感染症に対する防御を高めていくものです。
===
問3 武漢市では、 新型コロナウイルスによるものとみられる肺炎で、61歳の男性 が亡くなっています。感染したら、死亡するリスクもあるということなのでしょうか?

感染すれば死亡するリスクはあります。ただし、武漢で確認された41人の肺炎患者のうち、すでに7人が軽快して退院しています。一方、重症になったのが6人で、残念ながら1人が死亡されています。

この亡くなった方は肝臓病があるなど持病のある方だったようです。致命率が10%近くあったSERSや30%以上もあるMERSのような病原性はないものと考えられます。

ただし、こうしたウイルスは変異を繰り返しながらヒトへの適応を模索しています。つまり、今後、高い感染力や病原性を身につけて爆発的に広がる可能性は残されており、世界的な連携のもと注意深く監視していくことが必要です。

また、発生源となったのは、何かの野生動物と思われますが、それが現時点では同定できていないことも不安材料ではあります。つまり、武漢とは別のところで同じようにアウトブレイクする可能性にも警戒する必要があります。

===
問4 中国では 来週金曜日・24日から 、春節の連休が始まります。日本を訪れる方も多いかと思いますが、それによって、感染が拡大する可能性はあるのでしょうか?

世界との交流を重ねている以上は、いつでも私たちは新しい感染症のリスクにさらされています。その意味で可能性はゼロではありません。ただ、今回のことで、一般の方々が新たな警戒をすることはありません。

中国と言っても広いですし、武漢以外からもたくさんの訪日客がいます。年間でのべ900万人近くが中国から日本へと訪れているんです。この900万人について心配するというのは、今回の感染症の重症度からしても過剰な反応だと思います。

ただし、私たち病院の医師としては、中国に限らず海外から帰国した方の感染症をきちんと診断し、必要に応じて入院いただいたり、外出を自粛するように求めたりしています。今年のオリンピックをはじめとして、国際的な交流が活発になっていきますし、丁寧に感染症の診療を行っていきたいと思います。
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【感染症エクスプレス@厚労省】号外(2020年01月17日)
新規登録・配信停止の手続き・注意事項
 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
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国立感染症研究所が公開している新型コロナウイルス肺炎に関する情報のページをご紹介します。院内感染対策を防ぐための対応基準、疫学調査の実施要領、退院と退院後の経過観察に関する方針、などの資料があるので、医療関係の方はチェックしておきましょう。
『コロナウイルスに関する解説及び中国湖北省武漢市等で報告されている新型コロナウイルス関連肺炎に関連する情報』国立感染症研究所

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-corona/9305-corona.html?fbclid=IwAR1i_Vqzk2UD2XDA6qCHZLIptiR9CGBUTLxMDMPARo_0qDW5YQ6dGiWiITw

2020 01 18 0845

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厚労省から新型コロナウイルスに関連したプレスリリースが出ています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08906.html
◆国民の皆様へのメッセージ
新型コロナウイルス関連肺炎に関するWHOや国立感染症研究所のリスク評価によると、現時点では本疾患は、家族間などの限定的なヒトからヒトへの感染の可能性が否定できない事例が報告されているものの、持続的なヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はありません。風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行うことが重要です。
武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。
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1月18日に岩手県庁で開催されました、いわて感染制御支援チーム研修会。
奥州保健所長の講演スライドの一部は下記からダウンロード可能です。
https://is.gd/a2WKug

所長からこちらに掲載OKと許可いただ来ましたのでお知らせします。
2020 01 19 10:35
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SARS時 外務医官として 中国駐在していた 関西福祉大学勝田教授より

日本医事新報の緊急依頼。3日前には岩田先生が書かれていて「SARS同窓会」みたいな雰囲気になっています。内容かぶらないように、当時のストーリー展開から注目点の提示でゆきました。「鉄」のカミングアウトもちょっぴりと(笑)。もともと【識者の目】という連載を依頼されていて2回目までは脱稿しているのですが、初回の前に臨時が出た感じです。
【識者の眼】「新型コロナウイルス(2019-nCoV)案件、今後の注目点〜北京におけるSARSの対応経験から」勝田吉彰
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=13876

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中国国家保健委員会(NHC)発表}  国営新華社通信
 
 新型コロナウイルス肺炎発症例  1月20日18時
 確定例
 武漢 198例、北京5例、広東省14例  計217例
 疑い例
 四川省2例、雲南省1例、上海2例、広西チワン族自治区1例、山東省1例
 中国外
 全て確定例  日本1例、タイ2例、韓国1例

2020 01 20 22:45
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沖縄中部病院 高山医師
 元 厚生労働省感染症専門官

日本医事新報に勝田先生による現場感覚が満載の識者解説が掲載されています(リンクはコメント欄)。とても参考になります。たしかに、先生が指摘された以下の4点は、いずれも重要なポイントだろうと思いました。
1. スーパースプレッダーが現れるか否か
2. 医療従事者の感染が現れるか否か
3. 外国籍/著名人の感染者が現れるか否か
4. 春節の移動ラッシュ(春運)はどう出るか
4番目に関してですが、列車ではまだ窓が開けられたりと余裕がありますが、さらに地方に行くとバスでの移動になります。以前、ラサから西寧まで64時間かけてバスで移動したことがありますが、普通のバスを無理やり二階建てに改造していて、半坐位でぎゅうぎゅう詰めでした。もちろん、窓は開けられません。
これまでの疫学調査によれば、感染は濃厚な接触があった家族に限られていますが(これも新たな情報が出てくる可能性あり)、春節で移動するバスの車内での同乗は間違いなく濃厚接触に該当すると思います。これが列車のない地方での感染拡大の要因になるのではと心配です。
そういえば・・・、2009年の新型インフルエンザの世界的流行も、4月12日から17日までメキシコ最大の祭りであるセマナ・サンタ(Semana Santa=聖週間)が深くかかわっています。すなわち、都市部の住民が大挙して里帰りして、さらにはパレードを見ようと欧米から観光客が押し寄せたわけです。
4月22日になってようやく、メキシコ政府がWHOから促されて公表ししたのは、当時、財政危機にあったメキシコにとっては、貴重な外貨収入のチャンスであるセマナ・サンタを終わらせたかったからでしょう。まあ、これは私の憶測ですが、たぶんそう。でも、これで世界に広がった・・・。春節が同じことの繰り返しにならないことを祈ってます。
最後に・・・、この4つに加えて、中国国内で「病院で公務員が優先されている」「政府が特効薬を隠している」といった不満が爆発して、香港以外でも政府への抗議活動がはじまったときが、ある種の臨界点を迎えるような気もします。
春節後の流行規模によっては、習近平政権すら揺るぎかねない事態も想定すべきなのかもしれません。

2020 01 20 23:55

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中国 新型ウイルス肺炎が拡大 患者218人に 習主席が重要指示
2020年1月21日 5時29分肺炎
中国では新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が拡大し、患者の数は218人となりました。習近平国家主席は情報を直ちに発表するよう関係部門に直接指示を出し、2003年の新型肺炎「SARS」の際に情報を隠蔽して感染が拡大したことから、情報提供を強化する姿勢を強調しました。
国営の中国中央テレビは20日夜のメインニュースで、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がっていることについて、習主席が旧正月の「春節」の前後は多くの人が密集して移動し予防対策が非常に重要だと指摘したうえで「効果的な措置をとって断固、感染拡大を抑えるよう」関係部門に重要指示を出したと伝えました。
習主席は指示の中で「感染拡大に関する情報を直ちに発表し、科学的な予防知識を広めるよう」求めたということです。
また共産党系のメディア「環球時報」は20日、「2003年のSARSの時の情報の隠蔽を繰り返してはならない」とする社説を掲載しました。
これまで中国政府は、社会不安が広がることをおそれてメディアの報道やネット上の情報を制限していましたが、SARSの際に情報を隠蔽して感染が拡大したことから、習主席が直接、情報提供や予防対策を強化する姿勢を強調した形です。
中国中央テレビや各地の保健当局の発表によりますと、患者数は
▽武漢で198人、
▽北京で5人、
▽上海で1人、
▽広東省で14人で、合わせて218人となりました。
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新型ウイルス肺炎で4人目の死者 中国 武漢の保健当局
2020年1月21日 6時59分
武漢市の保健当局は、新型のコロナウイルスによるものとみられる肺炎が相次いでいる問題で新たに89歳の男性が死亡したと21日朝、発表しました。この肺炎の患者で死亡したのは4人目です。

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新型ウイルス肺炎「ヒトからヒトへの感染確認」中国の専門家
2020年1月21日 5時43分肺炎
中国で感染が広がる新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について調査にあたっている中国の専門家は「ヒトからヒトへの感染が確認された」と述べ、医療関係者への感染が14例あることを明らかにしました。
中国の保健当局の専門家チームを率いる鍾南山チーム長は中国中央テレビの取材に対し、今回の肺炎の特徴について「患者の95%は湖北省の武漢と関係がある」としたうえで「武漢と広東省ではそれぞれ、ヒトからヒトへの感染がすでに確認されている」という見方を示しました。
また、医療関係者への感染が14例あることを明らかにし、この点からもヒトからヒトへの感染が確認されているとしています。
また広東省の例について鍾チーム長は「2人の患者は武漢に行ったことがなく、それぞれの家族が行ったことがあるだけで感染しており、ヒトからヒトへの感染は間違いないと言える」と述べました。
感染経路についてこれまで武漢の保健当局は「ヒトからヒトへの感染の可能性も排除できない」とだけしており、中国政府としてまだ正式には発表していません。
また、ウイルスの感染源について鍾チーム長は、武漢で患者が集中している地域には大きな海鮮市場があり、市場の中に野生動物を食べさせる店があると指摘し、野生動物が感染源の可能性が高いという見方を示しました。
WHO 22日に緊急会合開催へ
中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増えていることを受けて、20日、WHO=世界保健機関は、テドロス事務局長が今月22日にスイスのジュネーブで緊急の会合を開くことを明らかにしました。
会合では一連の感染が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか判断し、感染が広がらないようにどのような勧告ができるか議論するとしています。

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新型コロナウイルス感染症の現状と評価(2020年1月21日現在)
忽那賢志 | 感染症専門医
1/21(火) 6:33
中国・武漢で集団感染者が報告されている新型コロナウイルス感染症について連日報道が続いています。
現時点で分かっていることと、それから考えられる現時点で必要な対策を整理しました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200121-00159703/?fbclid=IwAR3kJ9CxCUtFRqk3YrZuWynKocIViImrIBRrSfJGsZIS4XPIchMj58hBdmk
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新型肺炎」のリスクと対策 専門家に聞く
医療プレミア編集部
2020年1月21日
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新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された北京で、マスクを身につけた旅行客=20日、AP
新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された北京で、マスクを身につけた旅行客=20日、AP
 政府は21日、新型コロナウイルスによる肺炎の対策を協議する関係閣僚会議を開いた。中国・武漢に加え、上海からの入国者に、体調や薬の服用状況の申告を呼びかけるカードを配る。武漢から来た人には、入国前に症状の有無や日本国内での連絡先を尋ねる質問票に記入してもらうなど、水際対策を徹底する方針を決めた。中国では専門家チームが「ヒトからヒトへの感染」を確認したと公表したことを受け、感染拡大の不安が広がる中、輸入感染症の治療に従事してきた国立国際医療研究センターの忽那賢志医師に、現時点のリスク評価と必要な対策を聞いた。【くらし医療部・金秀蓮】

https://mainichi.jp/premier/health/articles/20200121/med/00m/100/011000c?fbclid=IwAR0IBvq6WBsBu8xC_t8d81TirSRZXsd6XqIAOSWASqbiN2_9GQwYa_DTHj4

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新型肺炎、医療スタッフ15人が感染、1人重症
2020/01/21
三和 護=編集委員
新型肺炎、医療スタッフ15人が感染、1人重症の画像
 中国の武漢市保健委員会は1月21日、武漢市内で新型コロナウイルス(2019-nCoV)に感染した医療スタッフ15人が確認されたと発表した。疑い例も1人いる。16人のうち1人は重症で、他の患者は状態が安定しているという。一連の新型コロナウイルス関連肺炎で、医療スタッフの感染が確認

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202001/563929.html?n_cid=nbpnmo_mled_html-new-arrivals
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読売新聞 読みドクター
中国湖北省武漢市を中心に多発する新型コロナウイルスによる肺炎。コロナウイルスは、人以外の哺乳類にも感染することが知られていますが…。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200110-OYTET50026/
何が「分かって」いて、何が「分かってない」のか  今回は特別編です。中国で流行している謎の肺炎についてお話しします。  一般的に僕たち専門家は「分かっていること」を説明します。分からないことは、説明でき....

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肺炎対策で国際社会と協力」 習主席 仏独首脳と電話会談
2020年1月22日 23時15分肺炎
中国の習近平国家主席は、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相と22日相次いで電話で会談し、中国で感染が拡大する新型コロナウイルスによるとみられる肺炎の対策について、国際社会と協力して対策を取る考えを強調しました。

中国外務省によりますと、フランスのマクロン大統領との電話会談では、マクロン大統領が、新型コロナウイルスによるとみられる肺炎について、「中国が積極的に対応していることをフランスは支持しており、中国と衛生面での協力を強化したい」と述べたということです。

これに対して習主席は、「感染発生以来、中国は、予防や抑制の措置を周到に行い、WHO=世界保健機関や関係国などにも速やかに情報を提供している」と述べたうえで、中国は国際社会と協力して、有効な対策を取る考えを伝えました。

また、ドイツのメルケル首相も電話会談で、この問題で中国に協力する用意があるという考えを伝え、習主席は、謝意を示したうえで、国際社会との協力を緊密にしていく考えを強調したということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200122/k10012255491000.html

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あれどこ感染症

新型肺炎に関するWHOの緊急委員会。22日の会議では「国際的な公衆衛生上の緊急事態」の宣言については保留となり、23日も委員会を開催して議論することになりました。
The situation with new coronavirus is evolving and complex. For that reason, I have decided to ask the Emergency Committee to meet again tomorrow to continue their discussion, and the Chair, Dr Houssin, has agreed with that request.
https://twitter.com/WHO/status/1220071324405514240?s=20

2020 01 23 8:30追記

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神戸大学感染症教授より
DATA古いですが考え方は同じと紹介ありました。

識者の眼】「中国で流行している新型コロナウイルス感染症、あらゆる可能性を“想定内”に」岩田健太郎

No.4996 (2020年01月25日発行) P.56
岩田健太郎 (神戸大学医学研究科感染治療学分野教授)
医療界を読み解く[識者の眼]

2019年12月以降、中国の湖北省武漢市で肺炎が流行し、これが今まで知られていなかった新しいタイプのコロナウイルス(novel coronavirus〔2019-nCoV〕) が原因と判明した。当初59名と報じられた患者数は本稿執筆時点(2020年1月17日)で41名と訂正され、2名が死亡に至っている。12名は回復して退院した。死亡者のうち1名は60代の男性で、心筋炎を合併したという(国際感染症学会メーリングリストProMedによる〔https://promedmail.org/〕)。もう1名の死亡例についても心筋炎や多臓器不全が認められたと言われる一方、結核を併存していたという報告もあり詳細は不明である。この他、タイと日本で1名ずつ輸出症例が発見されている。763名の濃厚接触者が追跡され、そのうち644名は問題なしとされて観察解除となり、119名は未だ観察中だ。
中国の肺炎といえばSARS(重症急性呼吸器症候群、severe acute respiratory syndrome)を思い出す。2002年から2003年にかけて、中国の広州を中心に流行した死亡率約10%のウイルス感染症だ。私は2003年から北京の診療所でSARS対策に従事した。SARSはマンション、ホテル、病院内でヒト-ヒト感染が多発し、医療者の罹患も多かったために北京市内での診療は極度の緊張をもたらした。
当時の中国はまだ医療制度も診療体制もしっかりしておらず、SARSの情報公開が不十分で実態把握に苦労した。この時の反省を受けて中国では疾病予防対策センター(中国CDC)を充実させ、感染対策の質を高めてきた。現在では世界保健機関(WHO)などからも高い信頼を得ている。今回の肺炎でも新型コロナウイルスの遺伝子配列情報は即座に世界に公開され、タイや日本での診断の一助となった(日本経済新聞電子版1月16日)。
このウイルスはどこからやってきたのか。詳細は本稿執筆時点では不明だが、武漢の海鮮市場と多くの患者に関連が高く、ここがウイルスの発生源ではないかと疑われている。中国当局は海鮮市場をただちに閉鎖し、新規の患者は発生しなくなった。ヒト-ヒト感染も起きているであろうことが推察されるが、どのくらいの感染力があるのかは現時点では不明である。ざっくり言えば感染力、致死力などいずれもSARSほどのインパクトはなさそうだが、プレマチュアな断定は禁物だ。 
現時点では「分からないこと」がたくさんあるなかで、我々医療者に必要なのは冷静であり続けること。しかし油断もしないこと。「分からないこと」に自覚的であり、曖昧さに耐えること。意外な新情報にも驚かないこと。つまり、あらゆる可能性を「想定内」にしておくことである。
岩田健太郎(神戸大学医学研究科感染治療学分野教授)[新型コロナウイルス]

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=13875&fbclid=IwAR0Jk-mqeMd1C5YYJ-qRlW4vj0t3hFC1qpTHkR2oeY9fVwI4O8f6dR55mCQ

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新型コロナウイルス他、通常の感染症対策にも医療機関でご利用ください。
中国語問診票
http://www.kifjp.org/medical/chinese/pdf/naika.pdf
http://www.kifjp.org/medical/chinese/index.html
川崎市医師会資料

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Dr.イワケンの「感染症のリアル」
2020年1月23日

中国の新型コロナウイルス肺炎 見えてきた特徴は

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200123-OYTET50012/?catname=column_iwaken&fbclid=IwAR0Lg8oHmB2oRBf8-5IDD0il93QPMoGwzdrRN1Gd_UlAbni4XBEHS4RQo7Y

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新型肺炎から医療スタッフを守る3つのこと
2020/01/24
和田 耕冶(国際医療福祉大学医学部公衆衛生学)
 新型コロナウイルス(2019-nCoV)の医療従事者への感染が中国で報告されました。ニュースによると武漢市で医療従事者15人が発症、1人が危険な状態と言われています。医療従事者の感染も大きな衝撃ですが、今後、死亡事例が発生したとしたら、その影響は医療の提供体制にまで及びます。ここでは、医療機関が職員の健康を守るために行いたい3つのことを紹介します。(編集部注:2020年1月22日現在の情報を元に執筆いただいています。今後の展開により、早期に状況が変わり得ることをご承知おきください)
その1:医療機関での対応について地域と院内で話し合いを
 検疫の強化が報道などで強調されていますが、筆者はそれ以上に大事なことがあると考えています。それは、中国から(特に武漢から)の訪問者が具合が悪くなった場合に、どこの医療機関をどのように受診するべきかを中国語で情報提供することです。さらに、医療機関が、中国からの訪問者が来た場合に、どこから来たのか、感染者と接した可能性などはないのか、などを問えるようになることです。
 春節(今年は1月24~30日)には、日本に多くの中国人が来ていると言われています。以前から予定を楽しみにしていた人がほとんどでしょうから、調子が悪くなければ訪問することはやめないでしょう。しかし、日本に滞在中に具合が悪くなることもあるかもしれません(潜伏期間が2週間と想定されていますから、症状の表れる前に入国する人を検疫でキャッチするのは困難です)。つまり、地域において、どこの医療機関が対応するのかを話し合い、中国語での情報発信をしていても、皆さんの医療機関に予告なく感染した患者が来ることもあり得るのです。
 既に、中国からの訪問者に対して「入店お断り」の掲示をしたお店などが報道されていますが、医療機関でそのような対応がないようにする必要があります。
 中国からの訪問者で具合が悪くなった方が来た場合に備えて、院内での具体的な手順も決めておく必要があります。中国語の通訳も得がたいので、他の手段も含めて様々な準備をする必要があります。
 
その2:呼吸器感染予防策の再確認を(フィットテストなど)
 現段階では、新型コロナウイルスの感染力も重症度も十分には明らかになっていません。最初の100例程度がきちんと評価される必要があります。中国からの情報だけで、軽症だと安心するのはちょっと早いと筆者は考えています。
 対面する医療従事者の感染対策については、1月21日に国立感染症研究所から示されています(こちら)。
 今一度、N95マスクや、場合によってはカバーオールを含めた防護具の在庫を確認する必要があります。これまでも、こうした事態にN95マスクの買い占めなどが企業や個人でなされ、医療機関が入手できなくなるといったこともありました。
 また、N95マスクは使用にあたってフィットテストを行う必要があります。この機会に、感染機会のある職員へのN95マスクのフィットテストと装着の練習をしておくべきです(フィットテスト研究会のウエブサイトに解説動画がありますので参考にしてください)。
 国内での医療従事者の感染は、初期段階には特に、大きく報じられる可能性があります。もう少し国内での症例が集まるまでは、職員の不安もあるため、少し過剰な対応というのはあり得ると筆者は考えます。
 また、感染が世界中に大きく拡大する可能性がある場合には、基礎疾患のある職員や妊娠している職員などは業務から外すなどといった措置が必要になることもあります。
その3:風評被害や差別偏見に備える
 これまでも、新型インフルエンザやSARSの際に、医療機関の風評被害が確認されました。2009年の新型インフルエンザの初期には、診断や治療を行った医療機関で一時的に患者が減少し、病院の経営にも大きな影響があったり、過剰な報道があったりしました。今回も風評被害が予想されますので、これを最小限にする対策を講じなければなりません。
 どこかの医療機関だけでどうこうできることではないので、医療界をあげて、そうした影響を最小限にしなければなりません。
 また、職員やそのお子さんなどが差別の対象になったり、職員がタクシーに乗せてもらえないといった話しも、かつてありました。こうしたことも想定して準備をしなければなりません。
 SARSの確認から約19年、2009年の新型インフルエンザから約12年が過ぎました。「あのような騒ぎにならないように」という力学が働いて、今のところはまだ平時のようではあります。しかしながら、一転して有事となり得る可能性があります。我が国はある意味で恵まれていて、SARSも患者はゼロ、MERSもゼロでした。
 今一度、職員をどう守り、どう医療を提供するのか。一度は医療機関で話し合いをするべき時期にあります。
注:2020年1月22日現在の情報を元にしています。今後の展開により、早期に状況が変わり得ることをご承知おきください。
■参考文献
1) 和田耕治 他.増補新訂 医療機関における産業保健活動ハンドブック.産業医学振興財団.2019
2) 和田耕治 他.新型インフルエンザ(A/H1N1)―わが国における対応と今後の課題.中央法規出版.2011
その3:風評被害や差別偏見に備える
 これまでも、新型インフルエンザやSARSの際に、医療機関の風評被害が確認されました。2009年の新型インフルエンザの初期には、診断や治療を行った医療機関で一時的に患者が減少し、病院の経営にも大きな影響があったり、過剰な報道があったりしました。今回も風評被害が予想されますので、これを最小限にする対策を講じなければなりません。
 どこかの医療機関だけでどうこうできることではないので、医療界をあげて、そうした影響を最小限にしなければなりません。
 また、職員やそのお子さんなどが差別の対象になったり、職員がタクシーに乗せてもらえないといった話しも、かつてありました。こうしたことも想定して準備をしなければなりません。
 SARSの確認から約19年、2009年の新型インフルエンザから約12年が過ぎました。「あのような騒ぎにならないように」という力学が働いて、今のところはまだ平時のようではあります。しかしながら、一転して有事となり得る可能性があります。我が国はある意味で恵まれていて、SARSも患者はゼロ、MERSもゼロでした。
 今一度、職員をどう守り、どう医療を提供するのか。一度は医療機関で話し合いをするべき時期にあります。
注:2020年1月22日現在の情報を元にしています。今後の展開により、早期に状況が変わり得ることをご承知おきください。
■参考文献
1) 和田耕治 他.増補新訂 医療機関における産業保健活動ハンドブック.産業医学振興財団.2019
2) 和田耕治 他.新型インフルエンザ(A/H1N1)―わが国における対応と今後の課題.中央法規出版.2011
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html

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地域保健Web】ニュースコーナー更新のご案内
https://www.chiikihoken.net/news
【資料】と頭についているのは、ニュース本文なしで資料のみのご案内です。
<1/23掲載分>
・【資料】中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について
https://www.chiikihoken.net/news/2020/01/23/7041
・1/23「難病・小児慢性特定疾病地域共生ワーキンググループ」がとりまとめ
https://www.chiikihoken.net/news/2020/01/23/7037
<1/22掲載分>
・第1回 東京栄養サミット2020厚生労働省準備本部
https://www.chiikihoken.net/news/2020/01/22/7026
・【資料】第15回新型インフルエンザ対策に関する小委員会
https://www.chiikihoken.net/news/2020/01/22/7029
<1/20掲載分>
・「人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と健康に関する有識者会議」が報告書
https://www.chiikihoken.net/news/2020/01/20/7009
・平成30年「国民健康・栄養調査」の結果を公表
https://www.chiikihoken.net/news/2020/01/20/7021
・2018年の世界の喫煙者数、2000年から1億人減 https://www.chiikihoken.net/news/2020/01/20/7023
・母子保健法の一部を改正する法律(産後ケア事業の法制化)を公布
https://www.chiikihoken.net/news/2020/01/20/7018
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国立感染症研究所と国立国際医療研究センターは1月21日、昨年末から中国武漢市で多発し、日本でも1例が確認された新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症に対する医療機関の対応と院内感染対策の指針を改訂した。改訂は今回で3回目。 #医療機関の対応指針 #新型コロナウイルス感染症 #2019nCoV

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202001/563965.html?n_cid=nbpnmo_fbed&fbclid=IwAR37ulSbsfEcVZY4csyHcIdhsrbNi1bwrapZuJ3hU9yu69zB70lUU2FDJl8

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国立感染症研究所と国立国際医療研究センターは1月21日、昨年末から中国武漢市で多発し、日本でも1例が確認された新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症に対する医療機関の対応と院内感染対策の指針を改訂した。改訂は今回で3回目。 #医療機関の対応指針 #新型コロナウイルス感染症 #2019nCoV

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202001/563965.html?n_cid=nbpnmo_fbed&fbclid=IwAR37ulSbsfEcVZY4csyHcIdhsrbNi1bwrapZuJ3hU9yu69zB70lUU2FDJl8

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沖縄中部病院 高山医師
 元 厚生労働省感染症専門官
都道府県が、新型コロナウイルス感染症の流行期に備えて、いまやるべき10のことを整理してみました。
そろそろ行政と医療機関は最悪の想定について考えておいた方が良さそうです。国内発生を確実に捉えて、患者数を正確にカウントすることは、実は、そんなに重要なことではありません(やるべきだが没頭するな!)。
医療機関にとっての主戦場とは、流行期における医療提供体制をいかに確保できるかです。
1)対策を推進する会議体の立ち上げ
保健所、医師会、薬剤師会、看護協会、中核的医療機関、市町村、消防、観光などの関係者からなる対策会議を県単位および医療圏単位で設置する。現時点では、顔合わせ、連絡先の共有、関係法令や行動計画等の読み合わせをしておく。
2)医療機関の診療継続計画の収集
中核的医療機関であれば、新型インフルエンザに対する診療行動計画を策定しているはずなので収集する。とくに流行期における外来患者に対する感染管理の方針、診療能力が限界を迎えた場合の対応が適切に計画で来ているかをチェックする。そのうえで、これらの計画を横断的に確認して、地域の有機的連携が図れるかを検討する。
3)診療を行わない医療機関の決定
県内流行期にあっても、透析医療や産科医療など新型コロナウイルス感染症の診療を行わない医療機関を決定する。そのうえで、透析患者や妊婦などが感染した場合の診療体制について、中核的医療機関とのあいだで調整する。沖縄県においては、これら患者をあらかじめ津梁ネットワークに登録させて、臨床情報が迅速に共有できるようにしておく。
4)入院治療が可能な病床数の確認
感染症指定医療機関のほか、中核的医療機関における平時の病床稼働率をもとに、新型コロナウイルス感染症によって発生する入院患者の受け入れが可能となる病床数を医療圏ごとに算出する。そのうえで、各医療機関において回復期にあって退院可能な患者、延期可能な予定入院の患者のリストアップを開始するように求める。
5)ハイリスク者に対する予防策の検討
外来診療を行っている医師に対して、外来通院中の高齢者に対して肺炎球菌ワクチンを確実に実施しているかを確認するよう求める。インフルエンザの流行が重なる可能性もあるため、未接種のハイリスク者については接種を完了させるよう求める。また、安定している外来患者については、可能であれば定期薬処方を3か月として、流行期に受診せずにすむよう調整すること求める。
6)医療機関の収容能力を超えた場合の検討
新型コロナウイルス感染症により入院治療が必要な患者が増加し、医療機関の収容能力を超えた場合に備えて、臨時に医療を提供する場所について検討する。とくに、急性期を脱した患者であって、感染対策上の理由で帰宅ができない高齢者施設入居者などのコホート療養場所を検討する。
7)高齢者施設における医療提供体制の検討
高齢者施設入居者の外来診療について、一時的に訪問診療により集約化するなど、感染者との接点が生じない方法を検討する。また、集団感染が発生した場合の医療提供および感染管理の方法について、施設ごとに検討しておくように求める。
8)必要となる医療資器材の流通の管理
サージカルマスク、N95マスク、グローブ、ガウン、アイゴーグルなど、新型コロナウイルス感染症の診療に必要となる医療資器材について、県内事業者の備蓄量を確認するとともに、特定の医療機関による買い占め等が発生しないように流通を管理するよう卸元へ要請する。
9)県民に対するリスコミの準備
流行期における感染予防、感染が疑われたときの受診方法、感染しているときの療養方法など、県民に伝えるべき内容について医師会等の専門団体、県内メディアと調整を開始する。また、信頼すべき情報がリアルタイムに集約化されたウェブサイトを立ち上げておく。さらに、住民向けコールセンターを設置する準備を開始し、問い合わせに対するQ&Aの素案を作成する。
10)外国人に対する情報提供の検討
日本語による情報が届かない在留外国人および旅行者に対する、多言語による情報提供の方法を検討する。とくに、言語の障壁や医療費の不安による受診抑制が発生しないように、適切なサポート体制がとられているかを市町村や観光事業者と確認する。
===
ざっと、思いつくのは以上かな。都道府県の担当者の皆さん、チェックリスト的にできているかを確認していただければ幸いです。あと、沖縄だと、在沖米軍の衛生当局とのあいだで、サーベイランス情報の共有方法と軍人や軍属、その家族など患者発生時の対応について申し合わせておく必要がありますね。

 2020 0126 6:55追記

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国際医療センター病院 掘看護師より

みなさま 資料閲覧希望が多かったので、このグループ参加者用に配布資料URLを公開することにしました。世の中に全面公開ではないことにご理解ください。医療通訳関係者(そのサポーター)にだけ提供したいのです。
公開資料はPDFです。
ご自分で勉強するにはこれでたりるとおもいます。
ポイントは、特別な感染症の対応では、通常の診療ではしない会話がある、ということです。 保健所が関与してきたり、同行者に協力を求めたりすることもあります。 通訳をする人が「なぜこんなやりとりになるんだろう?」とならないようにするために作った資料です。
https://drive.google.com/file/d/16gDLqmSupVPJhVeEOcQQLGtncwN7NEZN/view?fbclid=IwAR3ODEg6YNGWK49_OnEABIUNNOQYraPw3TlKKjvgydT9Irp-16lyzpoh-OMこれ以外に、医療通訳の研修を急ぎする講師などの方についてはパワーポイントデータを提供します。お手数ですがこちらは引き続きご連絡ください。
公衆衛生の危機対応としての無料での提供です。有償利用などはしないようおねがいします。

FACEBOOK医療通訳より
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医療通訳資料新しいものが出ましたので更新します。
https://drive.google.com/file/d/1Ac9-0zOEBOJOVHOmWKd3iCG-khJQOwp2/view?fbclid=IwAR1uMQe4SWOPXcoghKOjNMKCDIjyaPTkmdvHsKqOjSbcIayS6-TWiG4wF0k

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令和2年1月26日(日)
【照会先】
健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長
    梅田 浩史(内線2389)
課長補佐 加藤 拓馬 (内線2373)
主査 柳川 愛実 (内線2932)
(代表電話) 03(5253)1111

報道関係者各位
新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について
本日(1月26日)18時頃に、国立感染症研究所より、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の症例の報告がありました。
この患者は、中華人民共和国湖北省武漢市在住の旅行者であり、1月24日にご本人が医療機関を受診した際に、武漢市の滞在歴の申告があったとして、報告がされたものです。
新型コロナウイルスに関連した感染症の患者の発生が国内で確認されたのは4例目です。
本件について、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を確実に行ってまいります。
なお、本件に関する記者会見を21時から行います。

概要
(1)年代: 40代
(2)性別: 男性
(3)居住地: 中華人民共和国(湖北省武漢市)
(4)症状、経過:
1月22日に来日(症状なし)。
1月23日から発熱。
1月24日、症状が続き、関節痛も出現したため愛知県内の医療機関を受診。レントゲン及びCTで肺炎像が認められたため入院。
1月26日、発熱はあるものの容態は安定している。
(5)行動歴: 本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
        中国において、肺炎患者との明確な接触は確認出来ていない。なお、移動時にはマスクを着用していたとのこと。
◆国民の皆様へのメッセージ
 
○ 今後とも各関係機関と密に連携しながら、迅速で正確な情報提供に努めてまいります。国民の皆様におかれましては、過剰に心配することなく、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努めていただくようお願いいたします。

○  武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、検疫所で必ず申し出下さい。また、国内で症状が現れた場合は、マスクを着用するなどし、あらかじめ医療機関に連絡の上速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。

(その他)
今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、国民の皆様への正確な情報提供に御協力をお願いします。なお、現場での取材は、患者の方のプライバシー保護といった観点からも、お控えください。

(参考)コロナウイルスとは
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。詳細は、国立感染症研究所の情報ページをご参照ください。
○国立感染症研究所 人に感染するコロナウイルス
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
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あれどこ感染症
新型コロナウイルスに関する情報を集めているページをご紹介しましょう。国立感染症研究所が作成しており、医療関係の方にとっても信頼性の高い情報がまとめられています。、
『コロナウイルスに関する解説及び中国湖北省武漢市等で報告されている新型コロナウイルス関連肺炎に関連する情報』
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-corona/9305-corona.html?fbclid=IwAR2HLr-JTNQGDxC_GR2C8r0yRloefIx2_vfTP0ac8GnybS-4UHxs_RXWMSE

****
【新型コロナウイルスに関して】日々のニュースに恐怖を覚える人も多いと思います。今回の感染症流行をどのように捉えれば良いのか?過去に経験した流行の脅威を踏まえつつ、現時点でわかっている情報とともに、こちらにまとめました。
https://medley.life/news/5e2fa4238c00c9537fb1eb93/

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第三波が始まっている兆候があります。
慌てず、真剣に考えましょう。
自分のいつもの振る舞いのままで良いかを
確認すること、言い訳は効きません。
個人クリニックの皆さま患者をどこに紹介するかを考える前に、
初見時の対応を準備しましょう。
疑い患者にマスクとビニール袋を供与診察はマスクと手袋をしましょう
外国の方用に問診票と専用のペンスマホの翻訳ソフトも役立ちます
疑似症の定義を確認しておきましょう合致したら保健所に相談
紹介はそれからです。

 栄養士 調理職員など 外から院内感染 給食提供施設内感染などあり得ますので 職員の体調管理の強化を再確認ですね。他の感染症のとても多い時期なので過労にて 抵抗力下げない様に 自己管理頑張りましょう。

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ER外国人診療ポケットマニュアル
医療機関が外国人患者の受け入れ体制を整備する際に必要な準備や情報が本になりました。東京医科歯科大学医学部附属病院の外国人診療のマニュアルや講演会などでお話していることに加えて、感染症や法律、医療搬送などの専門家の先生方にもご寄稿いただいています。

当院救急救命センター、葵 佳宏先生、大磯 義一郎先生、忽那 賢志先生、Mitsuru Mukaigawara先生、たまき たけのり先生をはじめ、ご寄稿いただいた先生方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
救急救命センターだけでなく、外国人診療に携わる医師、看護師、薬剤師、MSW、事務職や医療通訳の皆さんにも手にとっていただけたら嬉しいです✨

第I章 受付での対応
 1.受付時に確認しておかなければならないこと
 2.本人確認の方法
 3.未収金トリアージ
 4.会計の手続きについて(入院・外来)
 5.海外旅行保険への対応
 6.用意しておくと便利なもの

第II章 コミュニケーション
 1.医療通訳(対面通訳、電話・ビデオ通訳、機械通訳)
 2.多文化・宗教への対応
 3.クレームへの対応
 4.外国人と応召義務

第III章 感染症への対応
 1.輸入感染症診断のためのアプローチ
 2.症候別に求められる感染管理対策とは?
 3.旅行者下痢症の診断と治療での注意点は?
 4.蚊媒介感染症の診断と治療は?
 5.新興再興感染症疑いの患者への対応は?
 6.感染症の患者・同行者を帰宅させる場合の注意点とは?
 7.院外機関との連携とは?
 8.入院前に感染症スクリーニングを考慮しなければならない
 9.予防接種の種類と接種率
第IV章 救急外来診療
 1.問診・フィジカルアセスメントのコツ
 2.熱中症で来たら?
 3.アナフィラキシーで来たら?
 4.急性薬物中毒を疑ったら?
 5.アルコール使用障害患者への対応は?
 6.メンタル不調患者への対応は?
 7.暴力への対応は?
 8.外来から帰国許可できない患者が自己判断で帰国する場合の対応は?
 9.心肺停止症例への対応は?
 10.外来で亡くなった時の対応は?
 11.外傷での注意点は?
 12.緊急手術での注意点と工夫は?
 13.緊急麻酔での注意点は?
 14.治療に伴う合併症が発生したときは?
 15.災害時の対応と注意点は?
 16.災害時の患者受け入れや転院搬送、トリアージは?
 
第V章 緊急帰国搬送
 1.日本インバウンドの搬送
 2.外国人患者の帰国搬送
 3.医療専用機搬送
 4.搬送に必要な書類の書き方

第Ⅵ章 薬を処方するときに知っておきたいこと
1.海外医薬品の確認
2.言葉が通じない患者への服薬指導
3.出国する際に必要な添付文書
4.宗教上配慮が必要な薬があるとき
5.ドーピング

第Ⅶ章 便利帳
1.医療通訳(電話・ビデオ)
2.医療通訳(派遣)
3.外国人患者受け入れ医療機関
4.各種相談
5.多言語問診票、各種書類
6.外国人のための情報サイト
7.感染症対策
8.薬関係
9.難民支援

出版社: ぱーそん書房
著者:
大友康裕(監修)
二見茜
森下幸治(編)
発行日: 2020-01-20
分野: 臨床医学:一般 > 救命/救急
ISBN: 9784907095581

https://www.molcom.jp/products/detail/136367/
。。。。
   栄養士入ってへんけど この人ら言うても栄養士がどんなけ感染症対策に関わっているか わかってくれへんねん 激怒

2020 01 29 21:10
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 15分でわかる新型コロナウイルス

https://www.slideshare.net/shungo1977/152019ncov?fbclid=IwAR2mzXj7uB9PPGf-ukWNpKvvNPcf2tiIH0OTbrWGe5FzTJ4wEZoI96jYqpI

2020 01 29 22:40

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令和2年1月29日(水)
【照会先】
健康局 結核感染症課
係長 山田 大悟
(代表電話) 03(5253)1111
報道関係者各位
中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について(令和2年1月29日版)
1月29日現在の状況及び厚生労働省の対応についてお知らせします。
(1月29日正午までの各国機関やWHO等から発表された内容を踏まえ、1月28日報から下線部分を更新しました。)

1.国外の発生状況について
・海外の国・地域の政府公式発表に基づくと、1月29日12:00現在、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
・中国:感染者5,974名、死亡者132名。
・タイ:感染者14名、死亡者0名。
・韓国:感染者4名、死亡者0名。
・台湾:感染者8名、死亡者0名。
・米国:感染者5名、死亡者0名。
・ベトナム:感染者2名、死亡者0名。
・シンガポール:感染者7名、死亡者0名。
・フランス:感染者4名、死亡者0名。
・オーストラリア:感染者5名、死亡者0名。
・マレーシア:感染者7名、死亡者0名。
・ネパール:感染者1名、死亡者0名。
・カナダ:感染者3名、死亡者0名。
・カンボジア:感染者1名、死亡者0名。
・スリランカ:感染者1名、死亡者0名。
・ドイツ:感染者4名、死亡者0名。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09196.html

 2020 01 30 11:00

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新型コロナウイルス どれぐらい警戒したらいいの? 感染症のスペシャリストに聞きました
中国を中心に感染者が急増し、日本でも11人の感染者が報告された新型コロナウイルス。人から人へ感染することもわかり、不安を抱く人が増えていますが、実際のところどれぐらい警戒し

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