今日の栄養指導での一コマ。
DM1600kcal 60代 仮称山田さん 男性
山田「なー、病院の中に俺ら外来患者が入れる食堂オープンしてくれよ」
私「何食べたい?」
山田「教育入院していた時のと同じ病院食。入院していた時はさ、みるみる調子が良くなっていくのがわかるんだよ。でも、俺みたいにヨメ亡くして一人暮らしだと大したものも作れなくってよ、結局元のぐーたらに戻っちまってよ。今日だってグリコ7.2だろ」
私「たしかに。上がっちゃったね。空腹時も」
山田「だからよ、大したものも作れなくて困っているDM患者のためにそういうコーナー作ってくれよ。それで医療費おさえられるんだ。国のためにもなると思うぜ」
私「じゃあ、山田、って書いて食券作っておこうか?」
山田「えー、恥ずかしいよー」
要約すると一人暮らしの60代男性はせっかく教育入院しても退院したら元の木阿弥。指導されたものをスーパーで買って帰っても、一人じゃさみしい。だから病院で外来の人でも食べられる病院食コーナーがあれば毎日でも通う、と言うのです。
で、同じDM仲間と語り合いたいそうです。
うーん、、、
これって実現可能なのかな?
利益がでるなら考えなくもないけど。
DM昼食会の毎日バージョンでしょ。
山田さんは「朝は無理だけど、昼と夜なら毎日行くぜ」と言っていたな。
こうやって患者さんと15分喋っていると、結構いろんな声が聞こえてくるものです。
実現不可能な話でしたが、そういう中から真理を追究する。そして改善の糸口を見つける。
本当に、私たちって地道なことしているんですねぇ(しみじみ)。
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