情報 消費者庁 硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで

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2021/01/21 20:50:39

食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―


厚生労働省の人口動態調査によると、平成26年から令和元年までの6年間に、食品を誤嚥して窒息したことにより、14歳以下の子どもが80名死亡していました。そのうち5歳以下が73名で9割を占めていました。
特に注意が必要なのは、奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもが豆やナッツ類を食べると、のどや気管に詰まらせて窒息してしまったり、肺炎を起こしたりするリスクがあることです。

窒息・誤嚥事故防止のため、以下のことに注意しましょう。

(1)豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせないでください。 喉頭や気管に詰まると窒息しやすく、大変危険です。小さく砕いた場合でも、気管に入りこんでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。
(2)ミニトマトやブドウ等の球状の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリスクがあります。乳幼児には、4等分する、調理して軟らかくするなどして、よくかんで食べさせましょう。
(3)食べているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。
物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。
(4)節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/

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2018年1月31日
豆やナッツ類は、3歳頃までは食べさせないようにしましょう

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_180131_0001.pdf

  年齢が上がりました。

【追記:2022/01/11 21:59】
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投稿者
教えてドクター こどもの病気とおうちケア
お疲れ様です。そうですね。事故予防の基本は「小さな事故は許容し、大きな事故を防ぐこと」です。また「気を付けましょうという掛け声では防げない」ということです。一昨年ブドウを詰まらせて自宅で亡くなった男の子は、隣に父親がついて介助していました。しかし4等分されていませんでした。
事故予防啓発をしているとよく言われるのは、「子どもの体験の機会が奪われるのでは」という意見です。食育以外でもよくあるのは「事故予防策をしていると子どもの危険予知能力が育たないのでは」という意見です。でも、事故予防策がとられていない環境では、親は子供に「あれはダメこれはダメ」と言い続けることになります。しっかりと事故予防策をとり大きなケガが起きない環境を作ることができれば、子どもは叱られることなく、のびのびと全力でチャレンジすることができることになります。小さなケガは許容してよいですが、大きなケガは防がなくてはいけません。小さなケガは学習になりますが、大きなケガは貴重な体験とはなり得ないからです。
食育に関して、特に窒息については一瞬で大きな事故に繋がるリスクがあります。
実は枝豆は以前からリスクの高い食べ物として小児救急では認識されており、実際に窒息に至った症例を僕らは診療しています。
豆類に対しては、咀嚼能力のことも考慮すると5歳以下はそのままでは与えない、というアナウンスは妥当と考えます。すりつぶすなど、食材の形状を変える形で対応いただくのが大事かなと思います。

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