医療分野での栄養管理 

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2023/08/29 23:14:58

みなさま日々のお仕事お疲れ様です。
私は管理職をしながら、日々、入院してくる患者さんの栄養管理をスタッフ管理栄養士と同じように行なっています。当院は急性期、慢性期の病床を合わせて200床くらいの病院です。高度な治療が必要な患者はすぐに大きな病院に転送したりするので肺炎や尿路感染などの高齢者をマネジメントすることが多いです。なので治療が終われば栄養状態が良くても悪くても受け皿があれば退院です。まあその受け皿がすぐに見つからず…で苦労することもよくあります。

最近、強く感じるのですが、またまだ退院後の栄養管理の連携が難しいために行き先が決まらないことがよくあります。具体的に言うと院内で使用している特殊な栄養剤を使用しているから退院先が難しい問題です。例えば血糖コントロールがしやすい栄養剤を入院中に使うと行き先が見つかりにくくなる。なので使うにあたっての栄養管理上のメリット、退院調整でのデメリット、入院食事療養費1の収支でのデメリットなど考えながら、医師やソーシャルワーカーと退院先を見据えて提案するようにしています。

極論になりますが…医療現場において管理栄養士が動けば動くほど質の高い医療の下支えになるのは確かなのです。しかし、それと同時に管理栄養士の人件費や材料費も膨らみます…。材料費をしっかりかけない中での栄養管理は残念なからどうしても。幅はせまくなりますよね。当院は、食事の質、栄養管理の質を維持するために2019年から今年度まで食材費予算を1.3倍にしてきました。

昔よりも診療報酬制度の改定によって病院経営も厳しくなっています。逆に食材が高騰し続けています。このままではいけないと考えています。入院患者に対して、質の高い栄養管理、普通の栄養管理。それぞれのメリット、デメリットをきちんと提示する栄養管理を行うように心がけようとスタッフみんなで話し合っています。

うちみたいな平均年齢が85歳くらいの中規模病院で管理栄養士が活躍するのは本当に経営的メリットはあるのか?と考えるようにもなり…悩みます。


在宅側の訪問とか介護、福祉で活躍したほうがこの先は未来があるのではないかと考えたりもします。


わたしのような考えは賛否(否のほうがおおいかな?)はあると思います。

みなさま 先を見越した仕事のマネジメントでの悩みなどありますか?

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