産婦人科病院での栄養管理

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2017/04/25 09:23:15

約50床の産婦人科病院で勤務している管理栄養士です。
 食事区分は常食、特別食(妊娠高血圧症候群・妊娠性糖尿病)、つわり食、術後食とあります。
 常食の給与栄養目標量は産後の授乳婦を基本としておりますので、授乳期の付加量350Kcalがプラスされているエネルギー量となります。
 入院される方の中には出産時だけでなく、切迫流産のため妊娠初期の方もみられますが、食事箋は常食の指示がでます。
 ただ、妊娠初期ですと付加量が50Kcalなので必要エネルギー量が常食のエネルギー量よりも300Kcalほど異なるため、よほど身長の高い患者でない限り、常食で提供するとカロリーオーバーとなってしまいます。

 本題ですが、現在は患者個人個人で入院時に栄養スクリーニング、アセスメントを行い、栄養管理計画書を作成する際、大幅に必要エネルギー量と常食のエネルギー量が異なる患者に関しては主食量の調整によって供給エネルギー量の調整を行っているのですが、(医師は通さず)皆さんの病院ではどのように行っているのでしょうか。医師の指示の段階(食事箋)で食事区分が分かれているのでしょうか。背の高い方(160センチ後半の身長の方)の場合、妊娠初期であっても必要エネルギー量は常食のエネルギー量と同じぐらいとなるため、そのまま常食での提供を行っています。
 なお、エネルギー量だけでなく、他の栄養素の値も妊娠の時期によって変わってくるため、本来は初期・中期・後期・授乳期にわけて食事区分を設定すべきですが、厨房での対応が複雑化してしまうため常食の献立は1本となっています。

 産婦人科で勤められている方、そうでない方、ご意見頂けたら幸いです。
 よろしくお願いいたします。

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