初めて質問させて頂きます。4か月前に、委託会社から直営クリニックに転職し、栄養指導の経験がまだ10回余りです。初歩的な質問でしたら、どうかご容赦ください。
本日の栄養指導について、ご教授頂ければ幸いです。
54歳 男性 BMI21.2 HbA1c 6.0% 血圧135/77mmHg
Drからの指示…軽症糖尿病のため1800Kcalのエネルギー制限と5000歩/日の歩行
健康診断に引っかかっての来院。75gOGTT負荷試験の合間の栄養指導です。最近血液検査はしていないのか、他の検査データがカルテに見当たりませんでした。4年前と5年前の血液検査データは見つけましたが、HbA1c 5.6~5.7%と上限ギリギリ、5年前のみγ-GTP 155IU/lと高値以外に異常値は見当たりませんでした。
聞きとりをしてみると、食事は、朝昼晩とも、主食主菜副菜そろった、ある程度バランスのとれた内容で、食事時間も特に問題ありませんでした(昼は会社の弁当)。ジュースも飲まず、間食もしないそうです(コーヒーは1日3杯、砂糖入りを飲んでいます)。運動習慣も、卓球協会に所属しており、1,2回/週(1回2時間)卓球協会の練習に行っているそうです。ただ、夕食後に、少なくともビールを大1瓶(500ml)と焼酎一合、毎日飲んでいるそうです(2年前まで週に1回休肝日設けていたが、あまり変わらないと判断して、休肝日を設けるのはやめたそうです)。最近ビールのみでなく、焼酎も飲み始め、寝る30分くらい前までだらだらと飲み続けるので、それが原因かもしれないと、奥さんはおっしゃっていました。つまみは、片手にのるほどの枝豆程度とのことなので、さほど影響はなさそうですが、私も寝る前にだらだらと飲酒をすることで、糖代謝が悪くなって行ったのかと判断し、飲酒の制限を中心に指導しました。
具体的には、飲酒量を減らすか、頻度を減らすようにして、休肝日を最低でも週に1~2日は設けるように話をしましたが、本人の反応はいま一つだったため、足立香代子さんの本を思い出して、次の検査をするまででいいので、と期限付きの飲酒制限で強引に説得したような感じです。
節酒に重点を置いてしまったので、他の問題点に関しては、早食いをできるだけやめて野菜から食べてもらうこと、だらだら飲まず早めに切り上げること、休肝日にウォーキングを行うことなどを、ざっと話した程度です。
ただ、アルコール制限をかなり苦痛に思っている患者さんの様子をみると、具体的な肝機能数値(γ-GTP,AST,ALT)もまだ分からない状況で、原因をアルコールを決めつけて、節酒に重点を置いて良かったのかどうか、疑問が湧いてきました。アルコール量も、ものすごく量が多い訳ではないので、アルコールをだらだら飲んで寝るという夜の習慣はひとまず置いておいて、昼間の活動量などを詳しく聞き詰めて、昼間に体を動かす習慣をつける指導の方が患者さんにとって取りかかりやすく、適切だったのではないかという気がしてならないのです。
そこで、皆さまに伺いたいのですが…
・肝機能検査の数値が分からない状況下では、どのくらいの量のお酒で節酒、または断酒を進めますか?
・毎晩飲酒をする患者さんに関して、運動指導はどのようにしていますか。
・皆さまなら、この症例でどのようなことに着目して指導を行いますか?
長文失礼いたしました。何卒、ご指導、アドバイスの程、よろしくお願いいたします。
※こちらの質問は投稿から30日を経過したため、回答の受付は終了しました
5人が回答し、0人が拍手をしています。
1/1ページ