先日このタイトルで相談をなげかけたところ予想以上に多くのかたに閲覧していただいてコメントをいただきました。
コメントをくださったかたはありがとうございます。
ただ、その中で僕の文章が不十分だったために誤解を招いてしまった受け取り方をされているのが何件かありました。
不快な思いや、誤解を招いたかたがいらっしゃったら申し訳ありませんでした。
補足としてあらためて僕の考えを追記させていただきたいと思います。
・マーガリンとトランス脂肪酸について
僕自身マーガリンやそのほかのトランス脂肪酸を含む食品を食べなかったからといって健康になれるとは思っていません。
食事はあくまで食習慣全体で判断するものだと思っています。
ただ、僕がいいたかったのは病院という組織の中で悪いと認識されているマーガリンが普通にでてしまうのはどうなんだろうかと思ったのです。
この話にはきっかけがありました。
患者さんの栄養指導中に
油の取り方についての指導がありました。
そのときに
マーガリンって体に良くないって聞くんですけど病院ででてるのってどうなんですか
と。
この時に僕は常識的な回答で、少量であれば何の問題もないことと、優先順位的に低いことをお伝えしたのですが正直なことをいえばできるだけ食べて欲しくはないと思っていました。
ただ、病院の給食の中でマーガリンをが出ている以上あまり否定的なことは言えません。
優先順位が低くてもできるかぎり、とらない努力をして欲しいという本音を伝えられない葛藤がありました。
病院での栄養指導中にこういった疑問が生じることがあります。
そこで、みなさんがどのように考えているのかというのを聞きたかったための質問だったのですが、ここまで多くのかたに意見をいただけると思っていなかったのでかなり省力して書いてしまっていたので追記させていただきました。
また、病院の栄養学のことについてですが
これはこれからの食事療法への期待値の話です。
今の病院の治療は第一選択肢として薬が多いです。
もちろん、できるかぎり薬を飲まずにすむように治療してくれる病院もありますがすべてではありません。
風邪に対して、抗生物質を出す病院もまだまだあります。
薬を全て否定するつもりはまったくありませんが、必要のない薬を出さない努力は必要だと思います。
この薬を必要としない治療、そもそも病気にならないようにするために僕は食事療法が極めて重要な役割を担っていると思います。
だからこそ、栄養士が薬と併用しながら進める治療の専門家ではなくできれば予防医療の専門家として世の中に広がっていく。
そのために、必要な知識を早い段階で学び、予防のことなら栄養士に聞けばいいんだと思えるような社会が出来たら素敵なことだと思っています。
理想と現実のさまざまなご意見があるかとは思いますが、僕はそのためなら頑張れるなと思ってフリーランスを目指しました。
栄養士が幅広い分野で活躍し、その専門性を高めていくことでそういいった道が広がっていくのだと思っています。
今回コメントを頂いた方の中にもご自身の考えで患者さんのためにできることを精一杯されている栄養士のかたがたがたくさんいることがわかったのでそれはとても嬉しいことでした。
僕自身まだまだ未熟な点もたたありますが、これからも精進していこうと思います。
前回、今回と閲覧コメントしてくださったかたに合わせてお礼申し上げます。
また、ご意見あればぜひいただけるとありがたいです。
宜しくお願い致します。
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