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フリートーク

突然のお別れ

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2018/01/27 16:28:56

午前中、とある入居者様が急変し、心肺停止になり搬送先で亡くなられました。
その方は他の入居者様方と比べるととても若く、意思の疎通も取れる方だったのですが、難病を患っており、全身の麻痺が強く嚥下状態もだんだんと悪くなっていました。
一度はペースト食にしていたのですが、口までうまく運べなかったり、ご本人が食べてる気がしないとおっしゃったりしてうまく食が進まず、体重が大幅に落ちてしまいました。
そこで、一つ形態を上げて極刻み食を提供する事にしました。
そうしたところ、食事の味がすると喜んでおられ、自力摂取も良好になってきて、体重も回復してきました。それでも嚥下状態は良くなく、しょっちゅう痰がらみを起こし吸引…ということになっていました。
栄養士の立場としては、これだけ咽込みがある状態を放ってはおけないのでペースト食に戻したい気持ちがありました。
数日前、ラウンドの際にご本人に聞くと「ペーストはいやだ」「おやつも饅頭が食べたい」などとおっしゃり(おやつはフルーチェでした)、水分もムセていたので「トロミ付けます?」といっても「いやだ」の一点張り…
麻痺の影響で言葉が出にくい事が多かったのですがその時はとてもはっきり伝えて下さいました。「食べたい」という気持ちがとても強かったので、その意思は尊重したいと思いました。とりあえずその時は今の対応を継続し、後日回診で医師に診ていただき、ご家族ともお話した上で今後の対応を決めるということになりました。
ですが、その時が最後の会話になってしまいました。
昨日、夕食の際に行こうとしたのですが、別のフロアの入居者様の見守りをしていたためいけませんでした。それで今日の昼食時に行こうと思っていたのに…まさか急変で亡くなられてしまうなんて。後悔先に立たず、ですね。対応に追われて人の居ない事務所で電話番をしながら一人泣いていました。
最後の食事である朝食では珍しくお口を大きく開けて、咀嚼も見られ、痰がらみもなく召し上がられたようです。それだけが救いですかね。
ただ、お饅頭、食べさせてあげたかったな…って思うと、これを打ってる今でも涙が出てきます。
いつか来るお別れなのは理解していましたが、なかなかつらいです。
新卒でこの施設に委託の栄養士として入職し、数年経ち出向という形でそのまま施設栄養士になり2か月が経とうとするところだったのでこの施設しか知らず経験が浅いもので、あふれる気持ちが抑えられず吐き出してしまいました。
昨年末には実家の猫も亡くなり、実家を出てからなかなか会いに行けなかった事を悔やみましたがまさか仕事でも同じ思いをするとは…。
これから、こういった後悔のないように全力で入居者様の為に頑張りたいです。

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