ほかの方の記事を見て、ふと思って書いてみます。
特に深い意味もなんの意図もありませんから、お気軽に読み捨ててください。
栄養士・管理栄養士って、というかほかの職種でも現場で働いている方たちっていうのは、世間的な自分の資格の地位というか認知度というか、そういうのってあんまりじっくり考えることってないですよね。
特に栄養士・管理栄養士っていうのは、医師、看護師、薬剤師、介護福祉士などに比べて、今まで自分が勤めてきた経験(大学、委託、病院、保育園)から見ても、裏方メイン。栄養士が先頭切って行う業務はそんなに多くなく、多くの職場では誰かの指示を受けて始めて仕事が発生しますよね。まあ、付随する事務作業などもありますけど。
管理栄養士も名称の独占だけであり、業務の独占は出来ていない状況。つまり、保険診療点数などは請求できないかもしれないけど、知識と技術があれば誰がやっても構わないということでしょう。(間違ってたら、ごめんなさい。)
看護師さんが栄養指導しても、管理栄養士は文句は言えないということです。まあ、実際そういうことはないのでしょうけど。
給食の運営を調理師さんが全面的にやっていても、献立作成、発注・検収、衛生管理や保管書類の作成まで完璧なら管理栄養士でなくてもいいという職場もあるわけです。
私が今勤めている保育園というところは、栄養士・管理栄養士の配置規定はありませんからね。ただ、行政から保育園の設置規定の中に、栄養士の配置も考慮することとなっているくらいです。
そして、そんな栄養士の地位や賃金の向上を考えているのは、日本栄養士会や栄養士連盟の方たちだと思います。
賃金の差って、そういう資格由来のものと、それぞれの職場での捉え方、必要性、仕事ぶり、あとはその職場自体の収益などにも左右されて、ある職場ではいいお給料もらえてるけど、別の職場ではアルバイトしてる方が稼げるくらいのお給料のところもあるでしょう。
栄養士会は、今まで協力していただける政治家の方を見つけては、その方に協力をしてきたと思います。
いつかの参議院選挙の比例区で管理栄養士の立候補者が出たとき、私は西日本のある県で大学助教の仕事をしていました。
その方はある有名政党の推薦を受けていたと思います。
そのとき、栄養士会か栄養士連盟から、その方の応援をするようにとお願いをされました。これは、学内の教授、准教授、助教、助手、栄養士や管理栄養士の資格を持つ職員全員、そしてその家族にまでです。
そして、候補者本人がある有名政党の地元議員のバックアップの元、栄養士・管理栄養士を集めての後援会が開催されました。
ほかの都道府県ではどのようにされていたかはわかりませんが、きっと同様のことが行われていたのではないでしょうか。
結果、残念なことにこの方は落選されました。
日本全国の栄養士・管理栄養士の全員(現役・非現役含めて)がこの方に一票を投じれば当確が出たのかも・・・と、単純に思いました。
だって、毎年何百人もの栄養士・管理栄養士が出てきているわけですから、栄養士の歴史を考えたら単純計算したら、すごい数でしょ?
私が勤めていた大学のある県には、管理栄養士養成大学が7つはありましたから。4大が無くても短大や専門学校が各都道府県に1つくらいはあるでしょうし。
でも、日本全国の栄養士・管理栄養士の方の中には栄養士会に入ってない人や、すでに栄養士・管理栄養士として仕事していない方で情報が届いていない方や、自分の意志でほかの候補者に票を投じた方、あるいは田舎ではよくありますが地元の組織票として必ず地元出身の候補者に入れなければいけなかった方、いろいろいたために票が伸びなかったのだと思います。
立候補する方にしても、それなりに財力が必要で、政治的発言力が求められ、栄養士・管理栄養士の地位向上などを考えた政策を考えられる力が求められるわけで、なかなか難しいですよね。
歴代の日本栄養士会会長経験者クラスの方でないと、そういうことを考えられる余裕はないですよね。
いずれまた、なにかの選挙で管理栄養士の立候補者が出てくるかもしれません。
そういうとき、あなたならどうしますか?
あ、投票するしないを書いてくれなくてもいいですよ。だって、それは本人の意思であり、ここで表明する必要はないですから。
差し障りがあればそれでいいし、意思表示をしたい方はどうぞご自由に。
ちなみに、私なら、できれば協力したいと考えてます。
だって、栄養士会や栄養士連盟の上の人たちが、いろいろお願いしたり自分たちのために大変な思いをしてくださっているのですから。
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