分子整合栄養医学・オーソモレキュラー医学について

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2016/09/15 18:54:24

総合病院で直営として10年程勤務していますが、
最近、患者様から「分子整合栄養医学」について質問されることが多くなりました。


質問ですが、
・みなさんの周りに「分子整合栄養医学」を学んでいる方はいますか?
・病院でのコンサルや食事指導などキャリアアップに繋がりますか
・サプリの知識もつけた方が有利だと思われますか?



糖尿病への魔法の食事法としてブームになった「糖質制限」もそうですが、
最近だと、うつや引きこもり、不登校といった問題は、
砂糖やアレルギー食品、食品添加物が原因だったり
グルテン(ジョコビッチの本)はフリーにしましょうとか
乳製品や小麦が自閉症の原因だと、臨床医が出版している本も良く見かけますよね。

血液検査から病気をふるいにかけるのではなく、
足りない栄養素を把握するという事のようです。


また、医療機関でサプリ処方をしているところも増えつつあり、
食事+αとして、サプリや機能性食品の情報を求められている患者さまも増えている印象を受けます。


糖質制限については、
大柳珠美さんなど我々の業界から飛び出して行った方がいますが、
最近では、病院で血液検査をベースにしたサプリ処方の方にシフトしていらっしゃるのでしょうか... (出版とかセミナーとか忙しそう)


サプリアドバイザーとか糖質制限度バイザーといった認定資格を出している学会もあり、栄養素と絡めて、より付加価値のあるサービスにしていこうという機運もあるみたいです。


分子整合栄養医学やオーソモレキュラー医学をネットで検索すると
今まで勉強してきたこと、現在病院で求められていること、とはまったく違う知識やスキルが求められる...というか、なんだか管理栄養士の存在前提すら否定されるような考え方も見受けられました。

私の今の一般的な業務としては、献立設計(カロリー計算、減塩、咀嚼、アレルギー対策や)患者への栄養指導、小規模ながらNSTへのカンファレンス参加ですが、
分子整合栄養医学では、既存の管理栄養士の教科書や学校で教えられている観点とは違った形で、病気の患者さんに栄養や食事、サプリの助言をしています。

あと、人によっては、添加物は一切だめ、完全オーガニックで、食塩じゃなくてミネラルの天然塩、時々ファスティング(断食)しようということまで言及されていて...ここまでいくときりはありませんが、健康オタクの領域にまで踏み込んだようなこともかかれています。



取り留めもない文章で恐縮ですが、
世の中の流れとしてニーズは確実にありそうですし
分子整合栄養医学を専門とする医療機関でちょっとアルバイトしたという女性の話も聞き、その方曰く絶対に伸びる分野だと太鼓判でした。

対応できる管理栄養士がまだいないため、そこそこバイト代もいいし、
医療現場で医師やスタッフ、患者と直接触れ合えるそうです。

何より、「分子整合栄養医学を知っている栄養士」として
大事に扱ってくれるので、めっちゃくちゃちやほやされたそうです(*´з`)

同じ業界の方でざっくばらんな意見が聞ける方がいなかったので
意見、アドバイス、体験、人から聞いた話など自由にコメント貰えると嬉しいです。

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