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フリートーク

管理職にしか分からない苦労をひたすら述べる

回答:3件閲覧数:5463
2021/05/30 01:11:10

若手の頃はとにかく生活すること、生きていくことに必死で下働きのような業務を必死にこなして、休日は研修会に参加…という忙しい毎日だったのですが、腐ることなくキャリアと努力を積み重ね、現在のポジションに至りました。正直、たとえ今の法人が倒産しても職には困らない、一生この業界で食っていけると自負しております。でも、本当に気苦労が絶えない毎日なんです(苦笑)。若手の頃には想像だにしなかったストレスフルな毎日。確かに若手の頃と比べ、肉体労働は無くなりました。今はデスク業務しかありません。そこそこ器用なので、大抵の業務はこなせます。でも、大変なのはクオリティーの低い仕事ぶりの若い子達を諭したり、ほめたりしながら、そこそこの水準のクオリティーの仕事をできるようになるところまでもっていくのが本当に大変。任せることも仕事なので、自分がやれば早いことも若手たちに任せなきゃいけない。自分個人の仕事もこなしつつ、部門を統括する管理業務もやらなきゃ部門が回らない。常に目配り。そして、委託会社が当院を研修センターのように扱っていて、どんどん新人の調理師や栄養士を送り込んできては育ったのを異動させる…を繰り返しているので慢性的に新人がいるしで、委託のことも気にかけておかなきゃいけない。チーフ調理師や栄養士のぼやきを聞くなどメンタルケア的なフォローもある。
部署内だけじゃない、管理業務をやってると対外的な業務も発生してくる。
本当に看護部みたいな巨大組織と比べれば栄養課など荒波に浮いた枯葉みたいなもんで、そこを上手く運営しなければならない。荒波にもまれながら、時に喧嘩したり、協力し合いながら建設的な仕事をしていく。
まあ、苦労もあればやり甲斐や喜びもあるのですが。家庭との両立が大変なので、単科のゆるい病院に転職したいと思いつつも、管理職なので自分の仕事のスケジュールを自分で組めることやそれなりの収入、急性期の刺激的な毎日、サバサバした院内の空気に働きやすさを感じながら残業漬けの毎日です。
本当に若い人たちに言いたいのは、給食業務だけとか限定された業務の時って早くキャリアアップしたくて内心焦ると思うけれど、その時やってる業務をブラッシュアップしてみる、献立内容を劇的に美味しく変えてみんなをびっくりさせる、嚥下調整食を極める、等その時出来る勉強だったり、キャリアアップ、やれることもたくさんあるわけですよ。それと並行しつつ、自分の職場で臨床で学べることは時間外に病棟に行ってカルテや看護記録を見て勉強したりする、臨床で学べないことはお金払ってでも研修会で学ぶ、勉強を続けていれば自分がなりたいポジションに就けるし、知識不足で困ることもない。

自分が苦労して身につけた知識と仕事の技量は誰にも奪えないし、自分を裏切らない。身をもって実感しております。
かく言う私もまだまだとりたい資格はたくさんあります。お互い頑張りましょうね。

【追記:2021/05/30 01:32】
大昔、委託会社から急性期病院にうつった時、最初の仕事は給食業務中心だった…それを聞いた同業者の友人は、栄養管理業務もやるべきだと強く言ってきた。でも私は上司が決めたことだし自分が主張すべきことじゃないと思い、その時に自分がやれる業務をやりました。院長から「本当に飯が美味くなった」と言われるくらい予算内で献立を変え、空いた時間には患者さんの食べてる様子を見に行ったり色々勉強してたらそのうち先輩が辞めたりして、栄養管理業務の比重が増えていきました。今の職場でも誰からも指示されてないけど、自主的に数百万円分のコストカットをし、委託と連携して食事を変え、全体的な食事摂取量が増え退院促進につながるようになりました。その時、その時でやれることはあり、それを頑張っていれば評価してくれる人もいる。でも、報われないなと思ったら転職するのもお勧めですよと、若い人たちの質問を見ながらそう思いました。

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